こんにちは。debuyaです。
今週末は試合がある(私は諸事情により帯同できませんが・・・)ということで、これまでのトレーニングを改めて再確認するという認識でトレーニングしてきました。
テーマは、ここ最近のトレーニングと同様に「パス&コントロール」、「攻守の切替えの早さ」、「ディフェンスの(チャレンジ&カバー)のチャレンジ役の人がしっかりとボールホルダーにプレッシャーを掛けること」です。
今回行ったトレーニングは、
3人1組のパス
ゴール前でのパス&コントロールからのシュート
制限を掛けた3対3
ゲーム
を行いました。
では順番に解説していきます。
トレーニング1 3人1組のパス
まず最初にウォーミングアップ代わりに、軽くリフティングをしてもらってから3人で三角形を作ってのパス&コントロールです。
ポイントとしては、
未来と過去の両方にパスを出せる体の向きとボールの置き所
パスの質と出しどころ
です。
なぜ、このポイントが重要なのかは、少年サッカートレーニング!攻撃の質を上げるパス&コントロール!!を参考にしてみてください。
トレーニング2 ゴール前でのパス&コントロールからのシュート
このトレーニングも前回と同様の内容とポイントでトレーニングしました。
3人1組のパス同様、詳しく知りたい方は、少年サッカートレーニング!攻撃の質を上げるパス&コントロール!!を参考にしてみてください。
前回と同じ内容のトレーニングを敢えてすることで課題を克服してきている選手、相変わらず巧くいかない選手など、たった1日のトレーニングですが、差が生まれてきます。
「ボールを持っていない選手とタイミングを合わせようとする選手」
「全く周りを見ずに自分勝手にパスを出す選手」
「強いパスでも精度を上げようとする選手」
「自分は強いパスだとミスしてしまうからといってチャレンジしようとしない選手」
「パスよりもコントロールが重要だと気づいた選手」
「コントロールを適当にしている選手」
選手の「個性」と言ってしまえば聞こえはいいですが、ある程度のスキルを求めようと思えば追求しないといけない部分は、しっかりと追求しないといけません。
私 「最初の何気ないパス交換も試合を意識しよう!実際の試合の時にパスを受けた時に体の向きはそのままにしてるかな!?相手ゴールを見たりしていないかな!?」
私 「コントロールがピタッと止まっていないからパスの精度も下がっちゃうよ!精度の高いパスを出そうと思ったらパスの前にコントロールがすごく重要になるからね!」
私 「強いパスが蹴れないからといってチャレンジしなかったら何も進歩しないよ!ミスしても恥ずかしくないよ!どんどんチャレンジしていこう!!」
子ども達も頭で考えれば理解はしていると思います。
しかし、その時の瞬間に忘れてしまったり、サボったりしてしまいます。
限られた時間の中でトレーニングをしているので突然巧くなることはありませんが、辛抱強く積み重ねです。
トレーニング3 制限を掛けた3対3
本日最後のトレーニングは3対3です。
ゴール前のエリアにディフェンスが入れないという制限を掛けてオフェンス側が裏のスペースを狙いやすく設定させたトレーニングです。
先ほどトレーニングした「ゴール前でのパス&コントロールからのシュート」を実践形式で使って欲しいと思い、個人的には制限を掛けた方が裏のスペースを使いやすいと思ってトレーニングしたのですが、結果からいうとあまり成果が出ませんでした。
理由としては、ディフェンスが裏のスペースに入れないということで、ボールホルダーに対してプレッシャーを激しく掛けていきました。
プレッシャーの激しさから簡単にボールロストしてみたり、ボールを持っていない選手はサポートの動きばかりになったりと「縦パスを引き出す動き」や「裏を狙う動き」が全く出てきませんでした。
ボールを持っている選手が簡単にボールを失わないスキルを持っていれば、「時間」を作れるので慌てた攻撃になりません。
また、ひとつひとつのプレーを頭の中でしっかりと整理できていればパス&ムーブをしっかりとできるはずです。
サッカーの専門用語のひとつ「3人目の動き」ができていないこともうまくオフェンスに繋がらない要因のひとつです。
ボールに関与していないと勝手に思い込んで思考停止してサボっている選手は結構多くいます。
こういった点が現在のチームの得点力不足に至る原因のひとつだと思います。
また、子ども達にスキルを習得させ切れていない私の責任でもあります。(反省・・・)
ただし、逆に収穫もありました。
以前から取り組んでいた「攻守の切替えの早さ」、「「ディフェンスの(チャレンジ&カバー)のチャレンジ役の人がしっかりとボールホルダーにプレッシャーを掛けること」に関しては、明らかに以前よりも改善されていました。
私の思いとしては、試合前に良いオフェンスをして、気持ちよく試合に挑もうと思って行った最後のトレーニングが逆にディフェンスの収穫になってしまうという指導の不思議さです。
以前トレーニングした「攻守の切替えの早さ」、「「ディフェンスの(チャレンジ&カバー)のチャレンジ役の人がしっかりとボールホルダーにプレッシャーを掛けること」を子ども達がしっかりと理解していたという確認ができたことと「ゴール前でのパス&コントロールからのシュート」に関してのトレーニングの改善が必要ということが再確認できたトレーニングになりました。
トレーニング4 ゲーム
本日のトレーニングの確認のゲームですが、やはり3対3と同様で「攻守の切替えの早さ」、「「ディフェンスの(チャレンジ&カバー)のチャレンジ役の人がしっかりとボールホルダーにプレッシャーを掛けること」の意識は高く、オフェンスの質はあまり良いところが出ませんでした。
今度の試合でどのような内容の結果になるか分かりませんが、試合を待たずして、次の課題は攻撃の質、「パス&コントロール」、「オフザボールの動きの質」というのは、容易に判断できました。
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毎回トレーニングに参加して着実に積み上げてくれている子、病気や体調不良で休みがちな子、中学受験のためにトレーニングに参加できなかった子など、ひとりひとりを切り取れば課題は山積されていますが、残り少ない活動期間を私自身は子ども達と楽しく全力で指導したいと思います。