サッカーのリフティングの練習!上手くなる5つのポイント!!

こんにちは。debuyaです。
ネットやYouTubeを調べるとリフティングが5回できる練習方法やリフティングが10回できる練習方法などがアップされています。

私も一部見させてもらって、動画を上げている人たちが、どんな言葉で、どんなやり方で、を伝えているのか参考にさせてもらってます。
良い説明の仕方をしているな!とか良い練習方法だな!とか結構良い動画があります。

もちろん、あまり大きな声では言えませんが、子ども達には難しいだろうな!とか、分かりにくいな!と感じる動画もあります。
サッカー経験者としての一個人的な見解を勝手に言うと、どの説明やどの練習も「間違ってはいません!!」

私が預かっている子ども達にリフティングが上手くできるポイントって何!?と問われれば、ほぼ同じような回答になってしまいます。

なぜ、こんなことを前置きで言うかというとリフティングは時間を掛ければ誰でも回数は伸びますし、逆に時間を掛けなければ上手くなりません。
だからリフティングが上手くなるポイントは、重要なんだけど、そこまで重要ではありません。

もっと言うのであればこちらからリフティングが上手くなるポイントを教えなくても上手くなる子は勝手に上手くなっていきますし、上手くならない子はいつまで経っても上手くなりません。

まず、このことを親御さんや父兄コーチの方に理解してもらいたいと思って言いました。
理由は簡単です。

子ども達のリフティングに対するやる気が違うからです。

おそらく、この記事を見てくれているあなたが親御さんや父兄コーチなのであれば、「子どもにリフティングを上手くさせる良い方法はないか!?」という思いで、この記事を読んで頂けているんだと思います。

しかし、どれだけ大人がやる気になっても子ども自身がリフティングに対するやる気を出さなければ、どれだけ時間が経ってもリフティングは上手くなりません。

だから私が預かっている子ども達にもリフティングは、やった方が良いよと誘導するようにはしていますが、本当にやるかやらないかは子ども達次第です。

だから6年生にもなれば平気で1000回以上リフティングできるような子も普通にいるし、100回もできない子も平気でいます。

どちらが良いかと言えば数多くリフティングできた方が良いに決まってますが、強制してもあまり意味がないと思っているので、何度も言いますが、誘導はしていますが、最終的には子ども達の自主性に任せています。

では、なぜ子ども達のリフティングに対するやる気が違うのか!?
これも答えは簡単です。

・サッカーの試合においてリフティングがなんの意味があるのか理解していないから
・子どもはできること、ちょっとだけ難しいことにやる気がでるから

この2点になります。

リフティング=ジャグリング!?

サッカー リフティング 練習

まず最初の「サッカーの試合においてリフティングがなんの意味があるのか理解していないから」ですが、私も小学生時代同じ考えでした。
私自身、DFだったので基本的に「ボールを扱う」という意識よりも「相手からボールを奪う」、「ゴールを守る」という意識でサッカーをしていたので、DFがリフティング上手くなって、ボールの扱いが上手くなってなんか意味あるのか!?と思っていた人間でした。

中学生になって、高校生になって、大人になってと人間として成長してくれば、

「リフティングはコントロールに役立つよね!」
「ドリブルが巧くなるためにはリフティングが重要だね!」

と気づいてくると思いますが、子供の頃はリフティング=ジャグリングという印象が強いと思うので、この感覚を持っている子どもをリフティング1000回までもっていくのは結構至難の技かもしれません。

1000回できるようになるまで試合に出さない、練習させないなどの強制を掛ける方法もあるのかもしれませんが、言われたことをこなすだけの子どもになるので、あまりおすすめはできません。

子どもの原理原則をしっかりと理解する

サッカー リフティング 練習

次に「子どもはできること、ちょっとだけ難しいことにやる気がでるから」ですが、これは子どもの原理原則です。
「子どもは楽しいからできるようになるのではなく、できるから楽しい」のです。

この子どもの原理原則を理解していないと単なる大人の押しつけになってしまいます。
だから初めてリフティングをした時にチームで一番回数ができる子は、勝手に回数が増えていきます。
なぜなら周りの子と比べてリフティングが「できる」んですから!

逆に最初にリフティングをやっても1回や2回しかできなかったという子は、やる気を無くしがちです。
なぜならできないからです。

子どもは、簡単なことはすぐに飽きてしまいます。
逆に難しいことはやる気を出さなくなります。
「ちょっとだけ難しいこと」にすごくやる気をだします。

この「ちょっとだけ難しい」というのがかなり重要です。
だからリフティングを教えるYouTubeの動画でも最初は、子どもでも「ちょっとだけ難しくなるような」順序を踏まえた練習方法がいくつか紹介されています。

このちょっとだけ難しいという点は、子どもの運動神経やリフティングの上手い下手に関するので個別での対応に必然的になります。
最初のリフティングがサッカーの試合に何が必要なのか分からないという部分に比べれば、上手く誘導できれば、この点は指導者や親御さんレベルでなんとかなると思います。

リフティングが上手くなる5つのポイント

サッカー リフティング 練習

ここまで読み進めて頂けたのであれば、子どもによってリフティングが上手くなる子、上手くならない子の違いが理解して頂けたかと思います。
では、ここからは子ども、父兄コーチ、親御さん、みんながやる気があるという前提でリフティングが上手くなる練習方法を紹介します。

しかし、繰り返しになりますが、上手くなるためにはリフティングの回数や時間を掛ける必要性があります。
裏を返せば時間さえ掛ければ根気強く練習やれば誰でもできるようになります。

現在、すでにリフティングが1000回以上できるなど、リフティングが上手い子達も目に見えないところで必ず努力をしています。
この事実から目を背けてはダメです。
いきなり短時間でリフティングが上手くなる特効薬はありませんので、この点は理解してほしいところです。

では、最初にポイントを整理すると

・リフティングを始める時はボールを投げずに落とす
・必ず肩幅の広さで立つ
・ボールを蹴った時に良い音をさせる
・蹴ったボールは必ず目線よりも低い位置にする
・ボールを1回蹴るごとに必ず良い姿勢に戻す(ボールと体の距離を一定に保つ)

以上になります。
では、順番に解説していきます。

リフティングを始める時はボールを投げずに落とす

まず重要なことは、リフティングを始めるところからです。
上手くなれば、どんなボールでもリフティングできるようになりますが、サッカーをやりたての子どもからすればリフティングは非常に難しいです。

腕をお腹の高さ(へその高さ)で伸ばしてボールを落とすと足を上げた時に、インステップに当たる位置にボールが落ちます。
まず、腕を伸ばして真下にボールを落としてインステップに当たるということが重要になります。

ボールを上に投げてスタートしてはいけません。
子ども達を見ていると最初にボールを真上に投げてからリフティングをする子がほとんどですが、よくありません。

リフティングを難しくするひとつの要因として目線が一定にならないという部分があります。
目線は一定であるほうが、何をするにしても簡単になります。

ボールがお腹の高さにある時は、必然的に目線は下を向きます。
ボールを蹴る瞬間も目線は下向きです。

ボールを上に投げると目線が一度上にいってしまいます。
サッカーが巧い子、リフティングが上手い子であれば、目線が上下に動いても容易にリフティングできますが、サッカーをやりたての子どもには難しいことです。

だから、まず最初は、ボールを真下に落として目線ができるだけ一定になるようにしましょう。

必ず肩幅の広さで立つ

リフティングをする時の立ち方も重要です。
必ず直立ではなく、足を肩幅に広げてスタートしましょう。

リフティングは常に片足状態になる運動です。
軸となる立ち足が広がっていないとバランスが悪くなります。

折り目のない紙は立てようとしても立たないけど、折り目を作ると紙でも立ちますよね!?
それと同じことです。

もうひとつの理由は、蹴る足がボールの重さに負けてしまうのは防ぐためです。
ボールを蹴った時に「ペチ」みたいな音を立ててボールが上に上がらない子どもが多くいます。

蹴る足の足首をしっかりと固定するという点も重要ですが、子どもの体全体でボールの重さに負けないようにする
体を爪楊枝ではなく野球のバットのようにしっかりとした軸を作るということが重要です。

体のバランスを取るため、ボールに負けない体を作るために肩幅の広さで立ちましょう。

ボールを蹴った時に良い音をさせる

リフティングでボールを蹴る時の音は、上手く蹴れているか、蹴れていないかの判断材料として重要です。
しっかりとした力でボールが蹴れていると低い音が出ます。
反対にしっかりとボールが蹴れていないと「ペチ」、「グチャ」というあまり良くない音がします。

蹴った時に良い音が鳴らないというのは、肩幅の広さで立てていないか、蹴った足首が固定されていないか、体全体でボールを捉えていないか、のどれかに当てはまりますので、まず最初は回数ではなく良い音をさせる蹴り方を子どもに学んでもらいましょう。

良い音がなればボールは必然的に真上に上がっているはずなので、1回蹴って良い音をさせてボールをキャッチ、また1回蹴って良い音をさせてキャッチという地味な練習を最初はおすすめします。

1回ができれば、今度は2回連続で蹴って、良い音をさせてキャッチ。
それができれば3回、4回と回数を増やしてみてください。

蹴ったボールは必ず目線よりも低い位置にする

このポイントも最初のボールを真下に落とすという理由と同じです。
蹴ったボールが目線よりも上に行ってしまうと目線は上下に揺れてしまいます。

するとリフティングの難易度は上がってしまいます。
そのため、「蹴ったボールを目線よりも下にコントロールする」という部分が最初に出てくるハードルのひとつになります。

最初は、子どもには難しいかもしれませんが、ここは時間を掛けてでもクリアしてほしい部分です。

ボールを1回蹴るごとに必ず良い姿勢に戻す(ボールと体の距離を一定に保つ)

リフティングを連続で続けるために最も重要なポイントが、ボールと体の位置関係を常に一定に保つという部分になります。
このポイントがリフティングにおいて最も重要で、最も難しいポイントになります。

初心者のこどものリフティングを見ているとわかると思いますが、1回ボールを蹴ったら、次にボールを蹴れる体勢にするまでに時間が掛かっています。

どれだけリフティングが上手い選手であっても、プロであっても、蹴ったボールは必ず動きます。
リフティングが上手い選手は、ボールが真上に上がっているように見えますが、必ずボールは前後左右に動いています。

その動いているボールに合わせて、自分の体を常に最初の体勢に戻すことが最重要になります。
大人は機敏に動けますし、子どもは最初は動きが遅いというのは当たり前です。

この部分も根気強く練習して、良い体勢を素早く作るトレーニングをしないといけません。

私が、分かりやすい教え方をしているなと思ったYouTube動画も参考に引用させてもらいますので、言葉で分かりにくい時は、動画を参考にしてみてください。


引用元:YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=JUAJukT_3ko

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*上記リンクは外部リンクです。

まとめ

以上がリフティングを上手くなるためのポイントになります。
何回も言いますが、どんなにサッカーが上手い子どもでも、どんなにリフティングが上手い子どもでも、時間に比例して上手くなっていきます。

短時間で上手くなることはありません。
ただし、上手くなるためのポイントをしっかりと押さえておかないと最短でリフティングは上手くなりませんので、そういう意味では、ポイントをしっかりと子ども達に理解させるというのは重要です。

私が高校生だった時の恩師にこう言われました。

「リフティングが上手くて下手な選手はいるけど、リフティングが下手で巧い選手はいない!」

今でも頭に残っていますし、私が預かっている子ども達にもたまに言います。

リフティングを努力する気がなかった私が、回数は追い求めないけど、3タッチ以内にボールを確実にコントロールできるようにするというリフティングをする動機を与えてもらった恩師の言葉です。

日本のサッカーのスタートでよくやるリフティング。
子ども達には難しいことですし、逆にすぐに回数が増やせれる子ども達は、サッカーセンスに溢れた優秀な子ども達です。

しかし、多くの子ども達はすぐにリフティングは上手くなりません。
これを見ている父兄コーチや親御さんは、目の前の子どもができないからといってガッカリしないでください。

子どものやる気が出て、時間を掛ければ誰でもできるようになるので辛抱強く見守ってあげましょう!!

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