サッカートレーニングvol.2!コーンドリブル【低学年向け】

「ドリブルをより巧くできるようになりたい、でも低学年なので相手をつけてのドリブルは難しい」

今回は、こんなお悩みを解決するトレーニング方法を解説していきます。

本記事の内容は
・ドリブルしても相手にボールを取られる低学年の子どもの特徴
・自由自在にドリブルできるようになるための一歩目のトレーニングを解説

になります。

この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績を持っています。

ドリブルしても相手にボールを取られる低学年の子どもの特徴

サッカー トレーニング ドリブル

低学年の子がドリブルして相手に簡単にボールを失ってしまうケースで多いのが

・相手に突っ込んでしまう
・相手がいてもスピードを出してドリブルできない
・フェイントをうまく使えない
・パスという選択肢をもてない

などがあります。

なぜ、このようなことが低学年の子に起こりやすいのかと言うと

・自分の思い通りにボールをコントロールできていない
・ボールばかり見て周りが見れていない(または見てるつもりでも見れていない)

などが考えられます。

よく多いのは、相手がいないドリブルだったらパッと見は普通にドリブルできるんだけど、相手と1対1になったり、相手に囲まれた途端に何もできなくなるというケースです。

こういう場合、まずは相手を設定せずに思い通りにドリブルの方向を変えたり、フェイントをしたりなどできるようにする必要があります。

ドリブルは足の遅い子じゃ相手を抜けないでしょ!とか、元から巧い子じゃないとドリブルなんて選択肢にないでしょ!という方もいるかもしれませんが、個人的にはそんな事は一切思いません。

日々のトレーニングでドリブルを練習すれば、足の遅い子でも相手を抜くことができるようになります。

抜くドリブル、運ぶドリブルが巧くできるようになるために基本的なドリブルのトレーニングをしっかりとやりましょう。

自由自在にドリブルできるようになるための一歩目のトレーニングを解説

サッカー トレーニング ドリブル

自由自在にドリブルできるようになるには時間が掛かりますが、そうなるための第一歩としてコーンを使ったドリブルが最も適しています。
コーンドリブルのようなドリル的トレーニングは、プレーの精度を上げる事に適したトレーニングです。

相手を設置した局面ごとに臨機応変に対応するスキルを鍛える以前にプレーの精度を上げる必要があります。
まずは、動かないコーンにボールをぶつけないという事が低学年の子にとって第一段階のハードルになります。

コーンにぶつからないタイミングやスピードなどを習得していないと動いている相手を交わすということは絶対にできません。

サッカー トレーニング ドリブル

テーマ(重点ポイント)

・自分の足下に常にボールがある状態でドリブルする
・目線はボールではなく、先にあるコーンを観る

準備(必要な道具)

・カラーコーン 数個(目線を下げたくないのでマーカーよりもカラーコーンの方が望ましい)
・カラーコーンとカラーコーンを一定の間隔で設置(子どものレベルに合わせて縮めても長くしても構いません)

進め方(トレーニング方法)

1,スピードを速めずにカラーコーンの外側を回っていく(コーンを回る時はボールを細かくタッチする)
2,余裕でできる子は、徐々にスピードをアップさせる(カラーコーンにボールをぶつけない事が大切)
3,スピードを速めずにカラーコーンの外側を回っていく(コーンを回る時にワンタッチで方向を変える)
4,カラーコーンの手前で相手を交わすように方向を変える(スピードアップよりもしっかりとボールコントロールする事が重要)

コーチングのポイント

・スピードではなく、丁寧さ、正確さを子ども達に重視してもらう
・ボールへの意思をより多く伝えるために細かく数多くボールタッチすることを求める
・常に体の前にボールがある状態を作れるようにする
・目線はボールではなく、次のコーンを観るように求める
・子ども達が理解できていない部分は、細かく伝えたり、実演や巧い子を捕まえてデモをしてもらうなどができると望ましい

まとめ

コーンドリブルは、どこのチームでも知れ渡っている一般的なトレーニングのひとつと言えます。

しかし、コーンドリブルで子ども達に「何を習得させたいのか!?」を指導者が明確にして、子ども達にしっかりと伝えないとトレーニング成果は半減してしまいます

・運ぶドリブルを習得させたいのか!?
・抜くドリブルを習得させたいのか!?
・スピードのあるドリブルを習得させたいのか!?
・より正確なドリブルを習得させたいのか!?
・細かいタッチを習得させたいのか!?
・フェイントができるようにさせたいのか!?
・目線を上げたドリブルを習得させたいのか!?

など、指導者の工夫やテーマの与え方次第でコーンドリブルはいかようにも使えます

裏を返せば、この部分をしっかりと子ども達に伝えないとトレーニングの成果は生まれてきません。
指導者がトレーニングを通して上手く子ども達が巧くなるように誘導してあげてください。

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