少年サッカートレーニング!チームビルディングを強化するつもりが!!

こんにちは。debuyaです。
今回は、8/2に行ったトレーニングを紹介したいと思います。

今回は、トレーニングする前はサッカーはチームで行うもので自分1人でやるスポーツではないという事を低学年の子ども達に漠然とで良いから理解してもらいたいと思ってトレーニングしました。

なぜパスが必要なのか!?なぜ自分1人だけでやらない方が良いのか!?などを考えてくれれば良いなと思っていました。
結果的には、当初思っていたような流れにはなりませんでした。

その代わりに違った部分での成長やチャレンジする機会がでました。
結果的には、良いトレーニングになったと思います。

ちなみに先日のトレーニングでも指摘したトレーニングに対する姿勢は、今回も所々で指摘しましたが、前回よりは改善されていたと思います。
おそらく、今後も同じように調子に乗ったり、話を聞かずに友達と話していたり、という場面は随所に出てくると思います。

それを時間を掛けて少しずつ改善させて、人間として成長させていければ良いかなと思います。
では、今回のトレーニング内容を紹介していきます。

2人1組おにごっこ

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
1人がもう1人の肩を掴んで列になる
他の列の後ろの人の背中をタッチする
自分の列は他の列に背中をタッチされないようにする

・子ども達に伝えたポイント
周りを観る
連動して動く

・トレーニング成果
楽しくしていた

・今後の課題
すぐに手を離して連動性が全く生まれなかった

・寸評
ウォーミングアップを兼ねたトレーニングでおにごっこをしました。
2人が1列になってのおにごっこです。

低学年の子どもらしく、すぐに手を離してしまいゲラゲラ笑いながらやっていたので楽しくはしていたかもしれませんが、成果はほとんど無かったと思います。

4人1組のシュートトライアル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
4人1組のチームをいくつか作ってのチーム対抗戦
各ポイントに選手を配置してステップワーク、パス、ドリブル、シュートの要素をおりまぜる
最後にシュートを決めると1点
4分間でより多くの点を取ったチームが勝ち

・子ども達に伝えたポイント
正確に素早く行うこと

・トレーニング成果
観る、正確に行う、チームプレーを重視するなどが若干意識ができていた

・今後の課題
素早く行う事をできるようにする

・寸評
本日のメイントレーニングであり、今回はこのトレーニングしかできませんでした。
理由は、想像以上にトレーニングの内容を理解してもらう事に時間が掛かった、説明やポイントの理解に時間が掛かったなどが原因と言えます。

冒頭でも触れましたが、サッカーはチームプレイが重要という事を漠然とでも理解してもらうために4人1組のチームでできるトレーニングにしました。
しかし、実際にはチームプレイというよりも一つ一つのプレーに対する意識が変わったように感じました。

まず、最初にトレーニング内容を理解するために説明をした後に1グループずつ一通りやってもらいました。
そうすると、コーンを抜かしてドリブルしたり、パスがパスになっていなかったり、簡単にシュートを外してみたりという場面が多々でてきました。

どうやったらチームとして早くできるのか!?どうしたらより多くのゴールができるようになるのか!?を追求していった結果、チームプレイの大切さよりも一人一人がしっかりとプレーしなければいけないという話になっていきました。

私 「まず最初のステップワーク!これはどうしたら早くなるかな!?」

子ども達 「全力で走る!」

私 「そうだね!シンプルだね!!じゃあ、さっき全力でやりましたよ!って子は何人くらいいる!?」

子ども達 誰も手を挙げず

私 「じゃあ、次は全力で走ってみよう!」
私 「次はボールを回収してからのパスだね!」
私 「パスは何か意識してやった子はいるかな!?」

子ども達 誰も回答せず

私 「僕が見てて思ったのはこういうパスの子が多かったよね!?」
私 デモで弱いパスをしてみたり、明後日の方向にパスをしてみたりした

子ども達 「多かった」

私 「パスってなんだろう!?」
私 デモで、あえて浮き玉でパスして子どもがトラップできなかった
私 「これはパスかな!?」

子ども達 「パスじゃない」

私 「じゃあこれは!?」
私 デモで、あえてすごく弱いパスを出した

子ども達 「パスじゃない」

私 「じゃあどうしたら良いんだろう!?」

子ども達 「相手の足下に強いパスを出す!」

私 「そうだね!相手がトラップできて、なおかつ敵にボールを取られないくらいの強さでパスするのが良いパスだよね!?」
私 「パスを正確に出した方が早くなるよね!?だったら次は正確にパスを相手に渡せるようにしよう!」

私 「次はドリブルする所だよね!?」
私 「僕が見てて思ったのは、コーンの位置が分からずにコーンを飛ばしてドリブルしちゃった子が何人かいたね!?なんでそうなっちゃったんだろう!?」

子ども達 「コーンを観てないから!」

私 「そうだね!じゃあコーンはいつ観る!?」
私 「ドリブルの前!?ドリブル中!?」

子ども達 「ドリブルの前!?」

私 「ドリブルの前!?じゃあドリブル中はコーンを観なくても良い!?」

子ども達 「え〜!?笑!」

私 「ダメだよね!?笑」
私 「ドリブルの前もドリブル中も観てないといけないよね!?」
私 「じゃあ、ドリブル中にコーンを観るためにはどうしたら良い!?」

子ども達 「ボールを観ない!」

私 「そうだね!ボールをできるだけ観ないで!って、いつも言ってるよね!?」
私 「でも早くドリブルするためには、正確にやらないといけないよね!?」
私 「失敗は全然OK!そのためのトレーニングだから!!ボールを観ずに正確にドリブルできるように次はチャレンジしよう!」

私 「で、最後にシュートの部分だね!」
私 「シュートを外す子がいっぱいいたね!?シュートを外したら何点!?」

子ども達 「0点!」

私 「そうなんだ!最初のステップワークの所からすごい時間を掛けてシュートの所までボールを運んできて最後にシュートを外しちゃったら、ここまでの掛かった時間が全てダメになっちゃうんだよね!?」
私 「これって実際の試合でもおんなじだよね!?」

私 「相手の持ってるボールを一生懸命ディフェンスしてボールを奪って、一生懸命相手ゴール前まで運んで、最後にシュートを外しちゃったら、みんなの頑張りが全て水の泡になっちゃうんだよね!?」
私 「だから最後のシュートは丁寧に絶対決めるようにしよう!!」
私 「じゃあ、もう一回各チーム順番にチャレンジしよう!」

こんな会話、指摘をして各チームにもう一度チャレンジしてもらいました。
すると、ひとつひとつのプレーを正確に真剣に取り組む子ども達の姿勢が凄く良く見えました。

指導者が一つ一つ丁寧に説明して、子ども達に考えさせれば、子ども達のプレーは変わっていくんだと改めて感じました。
最後はゲームをして終わりました。

最後のゲームでは、ボールばかり観ない事を少し意識してもらいました。
全員ではありませんが、何人かは下手なりに周りをみようとする姿があり非常に良いゲームになったと思います。

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全体を通してのまとめ

少年サッカー トレーニング

個人個人で行う事よりもチームとして行う事の方が周りに迷惑を掛けれないという意識が働いて真剣にやり出すのは、日本人あるあるだと思います。
大人でもそんな傾向がありますが、子どもであれば、より顕著に現れるように個人的には感じます。

そんな日本人らしい特長を掴んで、上手くトレーニングに反映させる事ができれば、より良いトレーニングができると思っています。
次回は急遽トレーニングマッチが入ったので、今回チャレンジした「周りを観る」という部分が多くの子ができるようになれば良いなと思っています。

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