サッカートレーニングvol.5!3対1のシュート練習【全学年向け】

「チームとしての連携が少ない」
「シュートまでの崩し方をイメージさせたい」
「もっと考える力を強化したい」

今回は、こんなお悩みを持たれている少年サッカーの指導経験が浅い指導者さん向けにお答えしていきます。

本記事の内容は
・チームで崩せないのは指導者の責任
・チームで連携してゴールを奪うトレーニングを紹介

になります。

この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績を持っています。

チームで崩して点を取れないのは指導者の責任

サッカー トレーニング

いきなりちょっと強めのサブタイトルになってしまいましたが、私が考える結論がこうなります。

チームとして相手のディフェンスを崩すことができないのは指導者に全ての責任があります。

なぜなら、選手が相手のディフェンスを崩す、「崩し方」をイメージできていないからです。

チームとして複数人がボールに関係して、相手のディフェンスを崩すとなると選手達のイメージの共有が必要になります。

このイメージの共有を指導者である、あなたが選手達に理解させなければいけないのです。

例えば学校の算数の授業と同じです。

小学校では、足し算、引き算、掛け算、割り算の順番に先生が子ども達に教えていきます。

小学校の先生は、まず足し算の1+1が2であることを子ども達に理解させます。

なぜなら1+1が2である理由を理解できなければ引き算や掛け算、割り算の解き方が理解できないからです。

もっと言うのであれば2+3=5という式が理解できなければ

電線に2羽のすずめがとまっています。後から3羽飛んできました。すずめは全部で何羽でしょうか!?

という応用問題も解けません。

算数には、考え方の基本となる公式があるはずです。

この公式を先生が子ども達に理解させないと、どれだけ考えようと思っても答えはでません。

サッカーで、よくある光景は、選手に「考えろ」と指導者が叫んでいるんですが、考えるための基本を教えていないという場面をよく目にします。

選手がどうしたら崩せるのかを知らないのですから、考えろと言われても無理ですよね。

相手のディフェンスを崩すために、こうしたら崩せるよ!という基本を選手に理解させる必要があるのです。

なかには、選手に教えているんだけど、選手ができないとか選手にそんな実力がないという「言い訳」をする指導者も数多くいます。

私から言わせれば、教えているというのは指導者目線だけの主張で、本当に選手達に理解させてますか!?と問いたくなります。

点が決めれないのは選手がヘタだからという言い訳もよく聞きますが、選手がヘタなのも指導者の責任です。

パスがヘタなのであればパスを上手くさせなければいけません。
ドリブルがヘタなのであればドリブルを上手くさせなければいけません。
動き方が理解できていないのであれば、動き方を理解させなければいけません。

指導者が言って選手に伝わっていないではダメなんです。

選手に伝わって、理解させなければいけません。

これを勘違いしている指導者は非常に多いと思います。

指導者が全力で選手達に理解させないと選手の成長は一生ありません。

だから選手が理解する前に指導者自身が理想的な崩し方やこうしたらディフェンスが崩れるというイメージを持っていないといけません。

指導者がわからないや知らないは言い訳にしかなりません。

選手よりも先に指導者がしっかりとサッカーを学ぶように心がけましょう。

チームで連携してゴールを奪うトレーニングを紹介

サッカー トレーニング

チームトレーニングで重要なひとつとして「成功体験」が必要です。

チームで得点するために、いきなり3対3や5対5をしても難易度は高く、なかなか得点できないものです。

選手のレベルを考慮して、難しすぎず、簡単すぎず、というトレーニング設定が最初は必要だと思います。

そんな場面でおすすめなのが3対1のトレーニングです。

このトレーニングは、学年を問わずできます。

選手のレベルの違いがあったとしてもレベルに合わせてテーマ(目的)を変えればトレーニングとして十分に成立します。

では、具体的に紹介していきます。

サッカー トレーニング

テーマ(重要ポイント)

・どうやったらゴールを奪えるかを考えてプレーする

準備(必要な道具)

・ゴールorカラーコーン2つ

進め方(トレーニング方法)

・オフェンスを3人、ディフェンスを1人配置
・オフェンスは、ゴールを決めるまでに3人全員1度は必ずボールに触らないといけない
・また、シュートが打てる選手は1人だけ(真ん中の人というように事前に決める)

・オフェンスは、全員がボールに関与して、シュートが打てる選手にどうやってシュートを打たせるか!?ディフェンスはいかにしてシュートを打たせないかを考えてプレーする


コーチングのポイント

・低学年などパスやドリブル、受け方に問題がある場合は、形にこだわらず「どうしたらゴールを決めることができるか!?」を誘導しながら考えさせる(途中でミーティングを挟むことも有効)
・高学年やレベルが高い選手であれば、実際の試合のゴール前での崩しをイメージしてトレーニングさせる
・多くの場合は、ディフェンスは最後にシュートを打つ選手に対して張り付いて守るので、オフェンス側はいかにして張り付いているマークを外してシュートまで持っていけるかが考えるポイント
・点を取れる形を指導者の頭の中でイメージしておくことが必要
・ダイレクトプレー、フェイント、ディフェンスの視界から外れる動きなど、いろんな得点パターンを創意工夫できるはず

まとめ

サッカーでは、自分で考えて、自分で判断してプレーするということが非常に重要です。

また、自分勝手なプレーではなく、チームとして共有された考え方やプレーをすることも重要な要素になります。

チームプレーを尊重しながら自分らしさも出していくことを、日々のトレーニングで鍛えていきましょう。

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