少年サッカートレーニングでの失敗!声掛けひとつで子どもは変わる!?

こんにちは。debuyaです。
先日、ワンデーの大会が2日連続でありました。
私は諸事情により参加できませんでしたが・・・。

結果は、初日が2位、2日目が予選敗退という結果でした。
結果は、さておき内容はあまり良いものではなかったみたいです。
攻撃が思ったようにスムーズにいかず、ディフェンスで耐えて耐えて結果に繋げたような試合が多かったようです。

今、預からせてもらっている子ども達は、オフェンスの課題が数多くあるチームです。
もちろん自分の指導力の未熟さが最大の原因なことに違いはありません。

ただ、子ども達にフォーカスすると「パスが弱い」、「パスの精度が悪い」、「ボールをすぐに離したがる」、「ボールを持っていない時にボーッとする」など様々な問題点があります。

子ども達にも伝えていますが、「すぐに改善できるのであれば、もう改善されているよね!?時間は掛かると思うけど、ちょっとずつ積み上げていこう!」と言っています。

そこで今回のトレーニングでは、少し初心に戻ってシンプルな2対1をメインにトレーニングしました。
これまで感覚でやっている場面が多い2対1の局面をもう少し具体的に理解してもらって実践してもらいたいというのが、今回のトレーニングの狙いになります。

今回のトレーニング

サッカー トレーニング

・ウオーミングアップ(ドリブルしながら3チームで氷鬼)

トレーニングのポイント
・体とボールが離れないドリブルを意識する
・「追いかける」、「助ける」、「逃げる」をドリブルをしながら同時に行わないといけないのでドリブルをしながら「観る」という部分が重要

・2対1

トレーニングのポイント
・2対1の数的有利を最大限に活用する(むやみに1対1を仕掛けない、常に2人の関係性を保つ)
・ボールを持っている人の体勢、ディフェンスの体勢を素早く判断してボールを持っていない人は正しいポジショニングを意識する
・ワンツー、ダイアゴナルラン、クロスオーバーのいずれかを使って崩す

今回のトレーニングの成果

サッカー トレーニング 成果

ウオーミングアップ(ドリブルしながら3チームで氷鬼)は、小学校低学年でも取り入れようと思っているトレーニングなので実際に成果を求めるというよりも楽しみながら体を動かす。
そのついでに6年生なので、サッカーで重要な「観る」を特に意識してねという話をしてトレーニングをしました。

今回のメイントレーニングである2対1に関しては、オーソドックスかつ数的有利なので簡単なトレーニングなので本当は、2対1でオフェンス側が良い攻撃をした流れで2対2へとトレーニングを発展させるつもりでした。

しかし現実は、いつも以上に良いオフェンスができなくなり2対1のトレーニングに終始したという感じでした。
トレーニングの成果としては、残念ながらあまり無かったように感じます。

今回のトレーニングの反省

サッカー トレーニング 反省

なぜ、簡単なはずの2対1のトレーニングがいつも以上に難しくなり、成果が出なかったのか!?
個人的に感じた失敗を紹介していきます。

2対1のトレーニングをする前に子ども達に理論的な説明をしました。
具体的には以下のような説明です。

「ボールを持っていない選手は、ボールを持っている選手の正面にいないと2人の関係が成立しないよね!?」
(ボールを持っている選手の後ろに立っていてもパスが出せないよね!?)

「ディフェンスは当然パスコースを遮断してくるわけだから、どんな場面も素直に正面というわけにはいかないよね!?」

「じゃあどうするか!?ボールを持っている人の斜め前にポジションをとるのが望ましいよ!」

「ディフェンスがドリブルを警戒して正面を切ってくればワンツー、またはスルーパスが使えるよね!?」

「相手がパスコースを切ってくれば正面が空くわけだからダイアゴナルランまたはドリブル突破が狙えるようになるよね!?」

「また、状況によって(ボールを持っている選手がボールを持っていない選手の方に体を向けれない時は、クロスオーバーなどでサポートする必要性が出るよね!?」

「今言った状況を素早く判断してディフェンスを突破してみよう!まあ2対1だからそんなに難しくないよ!!」

こんな説明をしてトレーニングを開始しました。
どうなったか!?と言うと
無駄に1対1を仕掛けてみたり
相手がいるところにパスを出してしまったり
相手がいないスペースを見つけるのが遅かったり
パスのタイミングが良くてもパスが弱くディフェンスが対応できてしまったりと上手くいかないケースが多発しました。

一番の原因は、今まで感覚的にやっていた2対1を理論的にやってもらったので、子ども達が2対1を必要以上に難しく捉えながらトレーニングしていたように思いました。
感覚的にやっていれば、巧い子はなんの苦労もなくできるし、下手な子は毎回上手くいかないというパターンが続いてしまいます。

言い方は悪いかもしれませんが、下手な子でも上手くいくようにトレーニングをしているわけですから2対1を上手く突破する理論は子ども達に理解して欲しいとは思っています。

ただ、トレーニング前に私が思っていた以上に子ども達が考えながら、状況判断しながら2対1をするのは難しいのだなと感じました。
子どもは大人とは違うので、素早く判断したり、判断した後に素早く行動したりということが難しいのだなと感じました。

まあ、いきなり巧くなるわけもないので時間を掛けてトレーニングしていかなければいけないと思いました。
ただし、トレーニング前に2対1だからそんなに難しくないよ!と声掛けしたのは失敗だったなと感じました。

難しくないと声を掛けたことによって数的有利だからとナメた感じでトレーニングしているように感じましたし、指導者に簡単と言われたけど実際は難しいという「ギャップ」がより難しさを増大させたように感じました。

トレーニング前に「難しいと思うから失敗ばかりになるかもしれないけど、何回でもチャレンジしてみよう!」のような前向きな発言をしていれば、また違ったトレーニング内容になっていたのではないか!?と個人的には感じました。

自分の経験値の足りなさを露呈したようなトレーニングになりました。

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*上記リンクは外部リンクです。

成果がほとんど出なかったわけですから、次回のトレーニングでも同じく2対1をやろうと思っています。
声の掛け方を変えたらトレーニングは、どう変わるのか!?

時間を掛けてトレーニングをして成果が現れるのか!?またはトレーニング自体が悪くて成果が全然でてこないのか!?
私も子ども達と同様に、しっかりと状況を判断しながら今後のトレーニングに活かしていきたいと思います。

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