少年サッカートレーニング!前の試合で課題が出た攻守の切替え!!

こんにちは。debuyaです。
先日、フットサルの大会がありました。

結果から言うと予選を2勝1敗で2位通過。
決勝トーナメント1回戦、2回戦と順調に勝ち進みましたが、次の準々決勝で負けてしまいベスト8でフィニッシュでした。

負けた準々決勝は特に攻守の切替えの遅さ、ボールホルダーへのチャレンジするディフェンスが出来ていなかったと思います。

以前から攻守の切替えを早くする事、ディフェンスの時のプレスの激しさは強調していたし、トレーニングもしてきていたのですが、なかなか機能してくれませんでした。

マークも所々で付き切れていない場面があったので、自分の力不足を改めて感じた大会になりました。
サッカーの試合の勝敗を左右する要素のひとつとして「攻守の切替えの早さ」は重要なポイントです。
相手よりも攻守の切替えが早ければ試合の中で主導権が握れます。

というわけでC級ライセンスでも言われる「M-T-M」(マッチ-トレーニング-マッチ)。
「試合で出た課題を克服するためにトレーニングして次の試合で課題が克服されているかを確認する。」をするのみです。

今回のトレーニングは、

ウォーミングアップ(パス&ゴー)
2対2
ゲーム

をしました。

では、ひとつずつ解説していきます。

トレーニング1 ウォーミングアップ(パス&ゴー)

サッカー ウォーミングアップ

まず、トレーニングで怪我が起きないようにウォーミングアップです。
体を急激にではなく、徐々に温めていくことが重要です。

パス&ゴーと書くと2箇所に子ども達が列を付いてパスしてダッシュするというイメージかもしれませんが、ウォーミングアップの要素を取り入れたいので、トレーニングのやり初めはダッシュさせません。

パスとコントロールは正確に行うことは変わりませんが、ダッシュの部分は様々な動きを取り入れています。
最初にスキップから始まり、スキップしながら腕を回す、体をひねる、サイドステップなどサッカーで必要とされるような様々な動きを取り入れて徐々に体を温めていけるようにしています。

パス&コントロールの精度、あらゆる体の動き、体を温めるといった複合的なトレーニングにしているので時間短縮にはもってこいだと考えています。

トレーニング2 2対2

サッカー 攻守の切替え

さて、ここからがメインのトレーニングです。
2対2の2ゴールです。
シュートできるゾーンを限定してディフェンスをメインにしたトレーニングにしています。
ボールがエリアから出たら選手交代です。

トレーニングの基本は、COACH UNITED ACADEMYさんのトレーニングを参考にしています。


引用元:YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=B147e5MclNM

今回のトレーニングでは、主なテーマとしては、「攻守の切替えを早くすること」、「ディフェンスの(チャレンジ&カバー)のチャレンジ役の人がしっかりとボールホルダーにプレッシャーを掛けること」をメインテーマとして子ども達に伝えました。

狭い範囲に2ゴールを作って2対2をしてもらうわけですから必然的に攻守の切替えの早さが求められる設計になっています。
また1対1ではなく、複数対複数でもなく、2対2だからこそ「誰がボールに対してチャレンジに行って、誰がカバーをしなければいけないのか!?」が明確になります。

また、カバー役の選手が、この場面ではどこにポジションを取らなければいけないのか!?という点でも説明しやすく、理解しやすいと考えています。

トレーニングを行っていく中で自分勝手にドリブルをして簡単にボールを失ってしまい攻守の切替えが遅れ、数的不利を作られる場面が出てきました。

この場面を追求したかったのでストップを掛けました。

私 「今、どうなったかな!?」

A君 「・・・・・」

私 「今、単独でドリブル突破を仕掛けて相手に簡単に取られちゃったよね!?」

A君 「うん」

私 「今、攻守の切替えは早くできた!?」

A君 「できてない」

私 「どうして出来なかったんだろう!?」

A君 「・・・・・」

ドリブルで取られたA君にだけ話をするのではなく、子ども達全員が考えるように、みんなに聞こえるように話をします。

私 「みんなもテレビで日本代表やJリーグの試合を見てると思うけど、プロの選手達ってA君みたいな簡単にボールを失うようなプレーってしてるかな!?」

子ども達 「失ってない」

私 「どうしてだろう!?」

子ども達 「・・・・・」

A君 「パスばっかり回してるから」

私 「そうだね!その通り!!パスばっかり回してるのよ!じゃあ、なんでパスばかり回すの!?」

A君 「・・・・・」

B君 「ボールを簡単に失わないため!?」

私 「そうだね!ドリブルという選択肢は常に持っていて欲しいけど、自分勝手に突破できる確率が低い、悪い仕掛け方をしちゃうと攻守の切替えも早くできなくなっちゃうよね!」

私 「だからディフェンスがテーマのトレーニングだけど、オフェンスの時の仕掛け方も考えてみて!」

私 「という事は、誰の動きが重要になる!?」

子ども達 「ボールを持っていない人」

私 「そうだね!だからボールを持っていない人がサポートしなくちゃいけないのか!?、裏を取れるのか!?などの判断は重要になるよ!」

こんな、やり取りをしました。

その後は、攻撃側、守備側ともに積極的なプレーが増えたように感じました。

もちろん以前から攻守の切替えは、訴えてきて現在でも改善し切れていないのですから今回も「素晴らしい」と言えるような攻守の切替えの早さではありませんでしたが、ちょっとずつ成果が出てくれば良いなと思っています。

トレーニング3 ゲーム

サッカー ゲーム

最後にまとめを兼ねたゲームを毎回行っています。
当然ですが、今回のテーマは「攻守の切替え」と「チャレンジ&カバーのチャレンジ役のプレスの強度」です。

毎回、子ども達にはゲームの勝敗、点数を決めた決めないよりも今日やったトレーニングがゲームの中でもできるのかをチェックするためにやっているのだから、特にその点は意識してゲームしてね!と伝えています。

今回のゲームでは、前線でディフェンスをサボってボーッとしている子も少なく割と満足のいくトレーニングになったと思います。
*本音としては、また忘れちゃうんだろうな・・・・・と思いながら 笑。

子ども達が覚えたものが何日か経って忘れてしまう事は、よくある事です。
だから良い意味で「また忘れやがって!!」とキレたり、感情的になる事はありません。

「あっ、またいつものやつね!」
くらいの感覚で思っています。

だってキレたって子ども達は、覚えないものは覚えないですから。
それよりも子ども達でも記憶に残るような話しの内容や話し方を模索した方が、子ども達が覚えてくれる近道になると思っています。

【城彰二】あの城彰二がついに、プロの企業秘密を初公開!トッププロとして、少年サッカー指導者として、様々な経験の中から培った城彰二ならではの発想と実戦ノウハウをここに公開します。
*上記リンクは外部リンクです。

今担当している6年生は、このチームでの活動は残り少ないですが、ジュニアユース年代に上がるまでに少しでも選手として成長して欲しいなと思う今日この頃です。

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