子ども達の「やる気」が出ない問題!私が実践している対処法!!

こんにちは。debuyaです。
今回は、子ども達のやる気が出なくて試合で結果が付いてこない、トレーニングで成果がでないといった問題を抱えている指導者さん向けに私が日頃から実践している対処法を紹介したいと思います。

最初に言いますが、私がやっている対処法は、おそらく賛否両論あると思います。
私なりに経験してきた中で最も効果があると思ってやっている対処法なので、ハマらない指導者や親御さん、子ども達も実際にはあると思います。

なので批判的なコメントは受け付けませんし、相手にするつもりもありません。
もちろん私自身が対処の仕方をリニューアルしたり、アップデートしたりすることは十分に考えられます。

ただの批判的なコメントは、お互いに進歩しませんという意味で受け付けませんという意味なので誤解がないようにお願いします。
私としては対処法で、ある程度の成果はあると感じていますので、参考にされたい方は是非読み進めて頂いて実際に取り入れてみてください。

子ども達のやる気が出ない対処法

子ども やる気 対処法

まず最初に、ズバリ子ども達のやる気が出ない問題ですが、これは私たち大人や指導者がどれだけ「やる気」を出させようと思っても限界があります。
理由としては、子ども達は外部要素でやる気が上下に傾くからです。

例えば、ある日のトレーニングで子ども達のやる気が無かったものを指導者が「やる気を出してトレーニングしないと成果が出ないよ!」とか「他のチームはトレーニングに集中してもっと強くなってるよ!君達ももっと真剣にトレーニングに励もう!!」とか熱く熱弁してやる気が出たとします。

しかし、前日に出した子ども達のやる気が、次の日にも継続されている保証はありません。
「家に帰ったら親がゲームさせてくれなかった!」、「宿題をしなかったから怒られた!」、「学校でうっとおしい奴に絡まれた!」など、やる気が下がる原因は、あらゆる所にあります。

自分自身でも例えてみてください。
「よし、今日はやる気を出して仕事するぞ!」と躍起になっていて、その日の夜に彼女にフラれた、嫁さんに離婚を言い渡された、となったら次の日やる気でますか!?

出ないですよね!?
子ども達でも同じことです。

子ども達に限らず、私たちのやる気やモチベーションは外部的な要素にかなり影響されます。
だから嫌な思いをしたくない、やる気を下げたくないというのであれば誰とも合わないのが最も優れた対処法になるんです。

でも現実には、人とも会うし、やる気が上下することも当たり前に起こります。
では、どうしたらいいのでしょうか!?

重要なことは「やる気」ではなく「仕組み化」

サッカー 仕組み化

私が考える対処法は、子ども達の「仕組み化」だと考えて実践しています。
「仕組み化」とは、いったいどういうことか!?

コンビニの店員さんは、やる気があろうがなかろうがレジ打ちをしてくれますよね!?
ファミレスの店員さんは、やる気があろうがなかろうがマニュアル通りに接客してくれますよね!?

まさにこれです。
「仕組み化」言い換えれば「サッカーのマニュアル化」です。

例えば、子ども達のポジショニングが悪い、改善したいとします。
そこで私は子ども達に細かく、「この場面ではココ」、「こういう状況ではココにポジショニングをとる」というように細かく指示しています。

ただ、指示をするだけでは、子ども達が本当に私のロボットになってしまうので、この場面でココにポジションを取らなければいけない理由や原則原理をしっかりと伝えています。

実例でディフェンスの基本的なポジショニングとしてチャレンジ&カバーがあります。
なぜ、カバーが必要なのか!?チャレンジした人が抜かれる可能性があるからですよね!?

でもカバー役の人は自分が本来マークしなければいけない相手も常に見ていないといけないよね!?
だったらチャレンジ役の人のカバーができて、なおかつ本来マークしなければいけない相手に対応できるポジショニングってどこになる!?

こんな感じで子ども達に考えさせながら適切な、自分が取って欲しいポジショニングを教えていきます。
もちろん、このポジショニングをサボったらどうなるか!?ディフェンスが崩壊して失点してしまうよね!?

だったら、このポジショニングは疲れていようが、どういう状態であろうがサボれないよね!?
と、サボった時にどうなってしまうのかも子ども達に考えさせます。

そうすると子ども達のやる気があろうがなかろうがポジショニングを取ろうとします。
もちろんサボって正しいポジショニングでは、なかった時には指摘してあげます。
そうすると子ども達は、しっかりと理解してくれて受け入れてくれます。

今、ディフェンスの間をパスが通ってしまったのはなんでかな!?と問うと「ポジショニングが悪かったから」とほとんどの子は理解してくれます。
頭で理解してくれてるわけですから、やる気があろうがなかろうが、子ども達は正しいポジションにつくように努力します。

だってやる気があろうがなかろうが、試合には勝ちたいわけですから。
子ども達の本能が「勝たなくてもいい」なんて思っている子どもは絶対にいません。

みんなやる気があろうがなかろうが試合では勝ちたいんです。
勝ちたいんだったらやらなきゃいけないことは、やらなきゃいけないよね!?

というように私は、子ども達が正しいプレーをするように「仕組み化」させています。
もちろん、子どもですからサボる時もあります。
ボーッとしている時もあります。
忘れちゃう子もいます。

でも何よりも「仕組み化」をして最も良いことは私たち指導者がイライラしなくて良いことです。
私たちがイライラすることは、言い方を悪く言うと、子ども達が言うことを聞いてくれない時です。

でも、この「仕組み化」をしっかりとしていれば、仮にサボって失点したとしても、なぜ失点したかわかるかな!?と子ども達に問えば期待通りのアンサーが返ってきてくれます。

「僕がこの場面でサボったから」
「あの子がマークを外してしまったから」
など、正しい答えが返ってきます。

もちろん、「仕組み化」をするためには、指導者が一番サッカーを理解していないといけません。
子ども達に論理的に説明する必要性があります。
だから指導者は、日々アップデートする必要性があるんです。

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子ども達に「ウソ」は通用しません。
指導者が優秀か能無しかは、直接指導を受ける子ども達が一番わかっています。

だから指導者が優れていれば、子ども達が仮にやる気がなかったとしても指導者の言うことをちゃんと聞き入れてくれます。
これは、指導者と子ども達の関係が上下関係で成り立っているのではなく、信頼関係で成り立っていると私は思っています。

指導者は、預かっている子ども達は絶対にやってくれると信じ、子ども達は、この指導者についていけば絶対に勝たせてくれる、自分たちを巧くしてくれる、という信頼関係が最も重要だと思います。

子ども達のやる気が出ないとお困りの指導者さんは、是非一度「やる気」を引き出すのではなく、子ども達のサッカーの「仕組み化」ができるように考えてみてください。

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