こんにちは。debuyaです。
今回は、6/21に行ったトレーニングを紹介したいと思います。
以前にボールを奪うという部分にフォーカスしたトレーニングを行って一定の成果がでたので、今回はボールを失わない、抜く、シュートを打てるようになるといったボールを持った場面でのオフェンスにフォーカスしたトレーニングをしたいと考えてトレーニングしました。
ウォーミングアップ
・トレーニング内容
コーチとパスをした後に様々な動きでランニング
腕を回しながらスキップ
サイドステップ
ジャンプ
足上げ
など
・子ども達に伝えたポイント
体をしっかりと動かす事
・トレーニング成果
楽しくやっていた
・今後の課題
基本的な体の動かし方をもっとしっかりとできるようにしたい
・寸評
以前から行っているパス&ゴーをしながら様々な動きをしてもらうというトレーニングをU-8以下の子ども達にしてもらうためにコーチが入ってのハンドパスでアレンジして行いました。
最大の目的は以前から言うように正解を最大の目的とはしていないのでインサイドで蹴ってくださいとも私からは伝えていません。
お手本のように様々なキック、パスが来ましたが、笑いながら子ども達が楽しそうにやっていればOKです。
親御さんはどう思っているか分かりませんが、もっと巧くさせるのは、もう少し後で良いと思いながらやってもらいました。
1対1
引用元:YouTube サカイク編集部 https://www.youtube.com/watch?v=mTLr_lEd3Nw
*動画はあくまで参考です。
小学2年生以下の子ども達にこれだけレベルの高い要求はできません。
・トレーニング内容
マーカーを使って8m前後くらいの正方形を作ります
オフェンス側とディフェンス側で対角になってもらいます
ボールはディフェンス側にあり、ディフェンスがオフェンスにパスを出して1対1のスタート
オフェンスは両サイドのラインを越えれば勝ち、ディフェンスはボールを奪ってラインを越えれば勝ち
・子ども達に伝えたポイント
ディフェンスは、とにかく早く間合いを詰める
オフェンスの近くにきたら左右に対応できるためにステップを細かくする
・トレーニング成果
プレスに行くスピードが格段に上がった
・今後の課題
ボールを失わないためにオフェンス側を鍛える
・寸評
今回は、ドリブルに関してメイントレーニングにしたかったので、まずはディフェンス(ボールを奪いにいく)の復讐をしました。
前回の同じトレーニング同様に子ども達のボールに迫る動きが良くなっていたのでドリブルで突破することが苦になる場面が多々ありました。
ゴールを設置しての1対1
・トレーニング内容
自分からオフェンスの選手にパス
パスを受けてからディフェンスと1対1
・子ども達に伝えたポイント
ディフェンスは前のトレーニング同様、全力でボールを奪いにいく
オフェンス側は、まず「ゴールを観にいく
・トレーニング成果
実践は難しそうだったが、伝えたことは理解はできていた
・今後の課題
自分が進みたいところにスムーズに運べるドリブルのスキルアップ
・寸評
前のトレーニングでボールを失う事が多い事を踏まえて、今度はオフェンス側の指導です。
多くの場合、低学年にはボールタッチやコーンドリブルでのトレーニングをメインとする指導者が多いかと思います。
以前までの私だったら同じようにトレーニングしていたと思います。
現在は、試合、試合で重要なスキル、スキルを活かすためのテクニックという順番のように「逆算」してトレーニングを考えています。
・試合の中で上手くドリブルで運べない、ドリブルで相手を抜けない子が多くいる
・試合の中でどうしたら得点につながりやすいかを理解してもらう
・理解してもらった上で自分達のこのスキルが足りてないよね!?と理解してもらう
という流れを作れたら良いなと考えています。
なので、今回のゴールを設置しての1対1は、「相手を抜く事」がテーマではなく「点を取るにはどうするべきか!?」がテーマになっています。
まず一回りトレーニングをしてもらってシュートを決めれた場面が非常に少なかったので子ども達に質問攻めしました。
子どもひとりにディフェンス役をしてもらい自分がオフェンス役のデモです。
私 「サッカーって何を目的にしたスポーツかな!?」
子ども達 「???」
私 「点を!?・・・」
子ども達 「点を決める事!」
私 「お〜!そうだね!!という事は点が決めれる、シュートが打てるのであれば相手を抜ききる必要性は!?」
子ども達 「ない!」
私 「そうだよね!?じゃあ、今○○君が僕の目の前に立っていてシュートコースを防いでいる!シュートが入る確率は!?」
子ども達 「低い!」
私 「じゃあ、どうすれば良い!?」
子ども達 「???」
私 「今、この状態で僕がシュートを打ったら〇〇君にボールが当たるね!?じゃあどうする!?」
子ども達 「フェイントする!」、「抜く!」
私 「例えば相手の目の前でフェイントをしました。シュートは打てる!?」
子ども達 「打てない!」
私 「じゃあどうしたら良い!?」
子ども達 「???」
私 「じゃあ、これから言う事は今日のトレーニングの中で一つだけ伝える大事な事だから覚えてね!?」
私 「まず、フェイントとかの前にまずはゴールを観に行こう!」
私 「じゃあゴールを観に行くってどういうドリブル!?」
子ども達 「斜め前に行くドリブルとか!?」
私 「そうだね!?例えば右斜め前に運んで相手がついてこなければすぐにシュートが打てるよね!?」
私 「でも相手もシュートを打たれたくないから正面にくるよね!?そうしたら逆の左側に行けば良いよね!?」
私 「相手が逆にドリブルしてくると予想して正面じゃなく左側からボールを取りに来たら、今度は正面が空いてるよね!?」
私 「そういうアイデアを持ちながらやってみよう!」
こんなやりとりをしました。
結論から言うとドリブルが得意、巧い子どもはシュートを多く決めれますし、頭で理解できているけど上手くボールを運べない子は、やはり苦戦します。
だからこそ、ドリブルの基本が上手くならないとシュートまで持っていけないよね!?という流れになります。
指導者によっては、ちょっと違うんじゃない!?とか小学2年生以下にそこまで求める必要がある!?と言う人もいるかもしれません。
しかし、私は子どもには無限の可能性があると思っていますし、制限を掛けているのは大人だと考えています。
子どもには、しっかりとサッカーの「1+1=2」という基本を理解させれば成長する可能性は非常に大きいと考えています。
だからこそ指導者自身がしっかりとサッカーを理解して「1+1=2」とはなんだ!?という答えを持っていないといけないと考えます。
最後は、今回のトレーニングで成果があるかどうか!?を確認するためのゲームをして終わりました。
結果論かもしれませんが、以前とは違い点の取り合いのようなゲームになったので非常に良かったと思っています。
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全体を通してのまとめ
サッカーの教え方は指導者の自由です。
しかし、自由が故に指導者の選手を成長させる「責任」は重要になります。
指導者が自分なりのロジックを確立していて、子ども達にしっかりと理解させれれば必ず子ども達は成長し続けるはずです。
急激に良くなる事はないかもしれませんが、辛抱強く指導者は教育していく必要があると改めて感じます。