少年サッカートレーニング!選手が経験した事がない事を経験させる重要性!!

こんにちは。debuyaです。
今回は、6/28に行ったトレーニングを紹介したいと思います。

現状、新型コロナウイルスの影響などもあり、対外的な試合も積極的に組んでおらず、子ども達がどれくらい成長できているか!?や何が課題なのか!?の確認も正確にできていない状態なので、トータル的にトレーニングを行っています。

周りの指導者や親御さんがどう感じているかは分かりませんが、

・子どもがトレーニングに飽きない
・子どもにサッカーを「楽しいもの」と感じてもらう
・サッカーに繋がるトレーニングなんだと子ども達に理解してもらう

私自身は、こんなテーマを掲げて日々のトレーニングをするようにしているので、周りから見れば子ども達が、足下の技術が上がっていないなど、それほど成長を感じていないかもしれません。

しかし、私が見ている限り子ども達は少しずつサッカーを理解して、成長しているように感じるので継続して行っていこうと思っています。

ラダートレーニング

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
1マスに一歩ずつステップしていく

・子ども達に伝えたポイント
腕をできるだけ早く振る
一歩着地する時にもう片方の足を後ろに残さずに前に持ってくる
普通に走る時と同じ状態ですること
上記の前回までの注意点にプラスかかとを付けないようにする

・トレーニング成果
個人差はあるが走り方の改善は多少見られた

・今後の課題
まだ課題がある子に個別で対応できるような時間を作りたいと思う

・寸評
前回に引き続き走り方の改善をメインにラダートレーニングを一種類だけ行ってもらいました。
10数人いれば改善が見れる子もいれば、あまり改善されていない子も当然出てきます。

正しい走りやステップワークができなければサッカーでは、かなり苦戦を強いられます。
そのため、現在の早い段階で改善できていない子ども達に個別で見てあげれるような時間を作れれば良いなと感じました。

目線を変えずにドリブル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
ボール保持者の4方向にマーカーを設置
ボール保持者の正面に常に見て欲しい人を立たせる
私の指示(前、後ろ、左、右)のある方向のマーカーにドリブルして元の位置に帰ってくる
ドリブルの仕方はフリーだが、常に見なければいけない人を見ながらドリブルするのがルール

・子ども達に伝えたポイント
最も難しいのが下がりながら見て欲しい人を見続ける事
足の裏でのボール引きなら人は見れるけど試合でボール引きを使うか!?と問われれば使わない
じゃあ、どうやってドリブルするかを考えてみる

・トレーニング成果
頭を使いながらトレーニングしていた

・今後の課題
ドリブルをしながら体や顔の方向を変えれる事が試合の中でどんなメリットがあるのかをまだ理解できていないので時間を掛けて理解させるようにしたい

・寸評
ドリブルは、「速くドリブルできる」、「足下の技術が高い」などといった一般的に大切と言われている要素も重要ですが、「ドリブルしながら他の場所を見れる」という要素も当然重要になってきます。

ドリブルしながら周りを観るという事は、当然足下の技術も重要ですし、何よりも日頃からできるという習慣化も重要だと思います。
子ども達は、トレーニングでやった事もなければ、いざやって欲しいと行った時にできなかったり、とんでもないプレーをしたりします。

実際、トレーニングの最初は、子ども達の多くが「ドリブルしながら正面を見ながら下がる!?」と戸惑っていました。
ただ、大切な事は上手くできるか以上に考える事です。

ガンガン失敗しながら考えながらトレーニングをしてくれれば良いと思います。

正しい位置にサポートしてからシュート

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
私の周り4方向にコーンを設置
私がボールを持って体の向きを変える
子ども達は私の体の向きを観て素早く正しい位置にサポートに行ってパスを受けて私にパスを返す
何度か同じ事を繰り返したら最後に私からパスを出して設置してあるゴールにシュート

・子ども達に伝えたポイント
サッカーの2人の関係は、お互いが正面を向いていないと関係性が持てない

・トレーニング成果
必要最低限のサポートの意味は理解した

・今後の課題
刻々と変わるボールホルダーの状況をいかに素早く判断できるかが今後の課題

・寸評
サッカーで「サポート」は、重要です。
重要な一方で難しいという事も言えます。

そのため、理解が乏しい低学年の間はサポートについて全く話題にしなかったり、パスの事など考えないでドリブルの事だけ考えるという指導者も数多くいらっしゃるかと思います。

私もそれほどサポートについて触れるつもりもなかったのですが、現在のチームでトレーニングの最後にゲームをしている際にパスを出して欲しい子とそれに気づかない子、どこに動けば良いか分からない子などで言い争いになりかけた場面がちょこちょこ出てきていました。

言い合う事は、私はダメとは思っていません。
自分の考えを他人に伝える事も重要な事です。

ただし、子ども達が正しい正解を持った上での言い争いなら良いですが、そうではないので一度チームとして正しい方向性、ベクトルを合わせる必要性があるなと個人的に感じました。

ボールを持っている人の視界に入っていなければ、どれだけ近くでサポートしていてもパスはこない。
ボールを持っている人は常に相手ゴールに体を向けているわけではない、という事を理解して欲しいと思いサポートの基本中の基本として今回のトレーニングを行いました。

最後は、今回のトレーニングで成果があるかどうか!?を確認するためのゲームをして終わりました。

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全体を通してのまとめ

少年サッカー トレーニング

今回行った常に人を観てドリブルする事やサポートをする時にボールホルダーの体の向きを観るという事は、低学年の子ども達には、これまで考えた事もない事だと思います。

子ども達が考えもしない、経験した事もないトレーニングや考え方を教えるのが指導者としてのスキルとも言えると思います。
トレーニングをしてプラスにならない事はひとつもありません。

子ども達に様々なトレーニングを経験させて、考えさせて、サッカーのあらゆる局面で役立つように指導者が導いてあげましょう。

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