少年サッカートレーニング!絶対にダメなものはだめです!!

こんにちは。debuyaです。
本日は新チームを預かって2回目のトレーニングでした。

2回目のトレーニングで最も目を引いたのは子ども達が「勝ちたい」という気持ちが全開になって周りのチームメイトに非難の言葉を浴びせていたことです。

勝ちたいという気持ちは当然必要でこれからサッカーを続けていく上では必ず持っていて欲しい気持ちです。
しかし、チームが負けている時にフラストレーションの矛先がチームメイトに向けられるのは絶対にあってはいけないことです。

「もっとこうしよう!」
「今のこうした方がよかったんじゃない!?」

などといった仲間同士の「指摘」であれば、どんどん言うべきだと思います。
しかし

「おい止まっとるなって!」
「ちゃんとやれや!」

などといった「批判」はダメです。

微妙なニュアンスの違いかもしれませんが、内容や相手に対する印象は大きく違います。
トレーニングの合間の時間に子ども達を集めて話をさせてもらいました。

怒らない指導が理想という話は良く出てきますが、ダメなものは絶対にダメです。
時と場合によっては、子ども達にしっかりと理解してもらわないといけない部分はしっかりと話をするべきだと思っています。

今後も同じことが無いようにしっかりと子ども達の様子を見てトレーニングをしっかりとしていきたいと思いました。
では、本題のトレーニング内容をご紹介したいと思います。

ウォーミングアップ

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
コーチとハンドパスをした後に様々な動きでランニング
腕を回しながらスキップ
サイドステップ
ジャンプ
足上げ
など

・子ども達に伝えたポイント
体をしっかり動かすこと

・トレーニング成果
楽しくやっていた

・今後の課題
ハンドパスではなく次回は足でのパスにする

・寸評
いぜんから行っているパス&ゴーをしながら様々な動きをしてもらうというトレーニングをU-8以下の子ども達にしてもらうためにコーチが入ってのハンドパスでアレンジして行いました。

次回は多少失敗はするかもしれませんが、足でのパスに切り替えてやってみたいと思いました。

グリッド内でのドリブル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
グリッド内で全員ドリブルをしてぶつからないようにする

・子ども達に伝えたポイント
あわてない
ぶつからない
ぶつからないためにフェイントよりも周りを観るようにする

・トレーニング成果
予想以上にぶつかることが少なかった

・今後の課題
できる子はより速く正確にドリブルができるようにする

・寸評
子ども達が慌てずにドリブルすることによって子ども同士でぶつかることが非常に少なくなるというのは、良い意味で私自身も新たな確信が持てました。

グリッド内でのドリブル+ワンツー

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
グリッド内で全員ドリブルをしてぶつからないようにする
グリッドのライン上をコーチが動いてボールを受ける
子ども達はドリブルしながらコーチを見つけてパスを出した後にワンツーで再びボールを受けてドリブルを再開する

・子ども達に伝えたポイント
あわてない
ぶつからない
コーチを探すために周りを観ること
パスが同じタイミングにならないためにみんなの状態を観れるようにすること

・トレーニング成果
ドリブルしながらコーチを見つけ出せれた

・今後の課題
2人以上同時に同じコーチにパスを出してしまったというケースを減らす

・寸評
先ほどのグリッド内でのドリブルを継続したままグリッドのライン上にいるコーチを見つけてワンツーをしてもらうというトレーニングです。
先日にも言いましたが、足元のボールフィーリングも重要ですが、まずはルックアップしてオンザボールの状態でも周りを観れるようになって欲しいと思っているのでコーチを観る、仲間の状態を観るを重視してもらいました。

U-8以下の子達なので、そこまで深く追求するつもりもありませんが、直した方が良いところは指摘しながら楽しくドリブル&パスをしてもらいました。

スタミナ強化の1対1

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
コーチの合図でコートの両サイドにいる2人が同時にスタート
サイドステップ、コーンのスラロープなどランニングをしてコート中央に戻ってくる
コーチがタイミングをみてボールを出して、先にボールを持てた方がオフェンスになって1対1をスタート
1対1が目的なのではなく体力強化が目的のトレーニング

・子ども達に伝えたポイント
特になし

・トレーニング成果
特になし

・今後の課題
特になし

・寸評
前回預からせてもらった子ども達の時には他のチームに比べて体力的な部分が劣っているように見られました。
この時期の子ども達は体力がつきにくいのがセオリーですが、体力強化のトレーニングをしているのとしていないのでは、やはり大きな差になるというのを肌で感じたので今年度は短時間でも体力強化に繋がるトレーニングを取り入れようと思いました。

4対4 3ゴールのゲーム

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
両サイドのゴールは共通ゴール
ルールとして同じ子が連続でゴールできない
チーム全員が1点ずつ決めないと1点決めた子はゴールできない

・子ども達に伝えたポイント
どうやったら点を取っていない子が点を取れるか考えること
狙えるゴールは全部で3つあるからどこが空いているのか観れるようにすること

・トレーニング成果
自分勝手なプレーが少なかった

・今後の課題
もっと広いスペース、相手がいないスペースを探し出してドリブルできるようにしないといけない

・寸評
冒頭の批判が集中したトレーニングです。
子ども達によって個人差は当然ありましたが、

・どうやったら仲間に点を取らせれるか!?
・どうやったら勝てるか!?
・どうやったらうまく突破できるか!?

などを子ども達なりに考えながらやっていた感じはありました。
勝ちたい気持ちがあること自体は良い事なので、その気持ちをそのままにしながら我が強い部分をうまく協調性に持っていければ今後さらに良いチームになれるだろうなと感じました。

最後はゲームをして終了しました。
今回のゲームでも全員が点を取らないと点を取った人は2点目が取れませんというルールで行いました。

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*上記リンクは外部リンクです。

全体を通してのまとめ

少年サッカー トレーニング

今日も全体的には「観る」が最優先のテーマになりました。
まずは、サッカーを「楽しい」と感じてもらえるように子ども達が飽きないようなトレーニングをできるだけ多くできるようにしていきたいと考えています。

来週もトレーニングできるのであれば今回のトレーニングがどれだけ活かされているか改めて見てみたいなと思います。

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