少年サッカートレーニング!ドリブルを基本からみっちりと!!

こんにちは。debuyaです。
今回は、8/22に行ったトレーニングを紹介したいと思います。

だれの仕業かはさておき、翌日もトレーニングマッチが組み込まれていて、お盆期間中はトレーニングをせず、今月末は親子サッカーをすることが決まっているので、まともにトレーニングできる近い日がこの日しかないスケジューリングになっていました。

なので、今回は低学年のトレーニングとしては数少ないですが、ちょっと真剣にするトレーニングに取り組んでもらいました。
今回のテーマはドリブルです。

ここ最近、トレーニングマッチを見ていて思ったのは、一般的にドリブルが巧いと言われる子もドリブルが下手な子もどちらも基本的なボールコントロールがまだまだ乏しいなと感じていました。
そのため、ドリブルの基本的な部分をしっかりと教えて習得してもらうのが今回の使命です。

文章化すれば何の変哲もない基本的なコーンドリブルが中心ですが紹介したいと思います。
ある程度サッカーをしている人からすれば、あまり気にもしていない部分を大切にトレーニングしてもらいましたので参考にしたい方は是非参考にしてみてください。

コーンからコーンの間をドリブル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
コーンとコーンの間をシンプルにまっすぐドリブルする
最初は歩いた状態でドリブルする
上手くコントロールできるようになってきたら徐々にスピードを上げて(ジョグしながら)ドリブルする

・子ども達に伝えたポイント
こまかくボールをタッチする
常にボールが体の前にあるようにすること
前方のコーンを見るように目線を上げること(ボールばかり見ないこと)

・トレーニング成果
一部を除いては上手くボールコントロールできていた

・今後の課題
スピードを上げた時にどれだけポイントを押さえたドリブルができるか

・寸評
まずは初歩の初歩で歩いた状態でまっすぐドリブルをしてもらいました。
もちろん、ただ歩いてなんとなくドリブルするのではなく3つのポイントを意識してトレーニングするように促しました。

数回やってもらえば、つま先でしかドリブルできない子、インサイドでしかドリブルできない子、細かいタッチのリズム感がない子、ボールばかり見る子など色々とでてきます。
その子達にはコーチ陣総出で教えました。

つま先やインサイドでしかドリブルできない子は、足の指の付け根あたりでボールをタッチするように
細かいタッチのリズム感がない子は、歩く時に右足が前にくるタイミングでボールに触れるようにするように
ボールばかり見る子は、その都度目線を上げるように指摘したりと実演を交えながら教えました。

一部の子を除けば、今預かっている子ども達は、割と吸収力があるのでボールを上手くコントロールするという点は予想していたよりも上手くできていました。
トレーニングに取り組む態度も退屈なトレーニングで飽きそうと思いきや結構真剣に取り組んでいました。

コーンをジグザグに置いてコーンの外側を回るドリブル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
コーンをジグザグに置いてコーンの周りをドリブルする
最初は遅いスピードで正確にドリブルする
上手くコントロールできるようになってきたら徐々にスピードを上げてドリブルする

・子ども達に伝えたポイント
こまかくボールをタッチする
常にボールが体の前にあるようにすること
前方のコーンを見るように目線を上げること(ボールばかり見ないこと)

・トレーニング成果
一部を除いては上手くボールコントロールできていた

・今後の課題
スピードを上げた時にどれだけポイントを押さえたドリブルができるか

・寸評
次はジグザグに置いたコーンの外側を通っていくドリブルです。
子ども達に伝えたポイントは先ほどのシンプルなドリブルの時と同じです。

ジグザグにドリブルしてもらうトレーニングでひとつだけ追加したポイントはコーンを通る(回る)時には、より細かくボールをタッチすることを伝えました。
当たり前な話ですが、低学年に多くある方向を変えようと思った時にボールが思った方向に行かない理由のひとつはボールへのタッチ不足があります。

その部分を理解して上手くボールコントロールしてもらうためにコーンを回る時には細かくボールをタッチするように実演を交えて説明しました。

次にコーンを回る時に細かくボールをタッチするのではなく、ワンタッチで方向を変えるドリブルをしてもらいました。
最初はお手本のような上手くいかなさでした。

理由は明確で足だけで方向をワンタッチで変えようとする子がほとんどだったので、ここでは体の方向、ボールを一度越える体の位置を説明しました。
コーンにきたら一度ボールを体が追い越して次のコーンの方向に体を向ける事が重要だと伝えました。

ボールは体の前にあるべきだという先入観があるためか、子ども達は難しそうに取り組んでいました。
子どもはちょっとだけ難しいことに真剣に取り組む傾向があるのでちょうど良いトレーニングだと思いました。

コーンをジグザグに置いてコーンの手前をターンするドリブル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
コーンをジグザグに置いてコーンの手前をターンするドリブル
コーンを相手と見立ててボールを失わないようにかわすイメージでトレーニング
交わし方やボールタッチの方法などはフリー

・子ども達に伝えたポイント
こまかくボールをタッチする
常にボールが体の前にあるようにすること
前方のコーンを見るように目線を上げること(ボールばかり見ないこと)

・トレーニング成果
徐々に上手くボールコントロールできるようになっていた

・今後の課題
スピードを上げた時にどれだけポイントを押さえたドリブルができるか

・寸評
次はジグザグに置いたコーンの手前をターンするドリブルです。
コーンを相手に見立ててボールを失わずかわすドリブルです。

子ども達には、最初から伝えている3つのポイントはそのままで相手を交わすために角度を変えてドリブルすることを伝えました。
コーンは相手なのでコーンの直前までドリブルする必要はありません。

相手を交わすために必要な距離感も同時に理解してもらえれば良いという部分も途中で伝えました。
これまでのドリル的な単純なドリブルとは違い、ドリル的トレーニングなんですが、試合を意識して相手を交わすドリブルという条件付きでトレーニングしてもらったのでミスも数多くありました。

ただ、コーンに当たるということは相手にボールを取られているという事が子ども達にも理解してもらえているように感じれたので良いトレーニングができたと思います。
また、ジグザグに進んで欲しいのですが、ボールが前に行ってしまう(ターンの角度が浅い)子も数多くいました。

これは、やはり先ほどまでしたコーンの外側を回るドリブルでタッチ数が少なかったり、ワンタッチで方向を変えるドリブルが上手くできていない事から生まれる現象だと考えられます。
なので、遠回りかもしれませんがコーンドリブルなどのドリル的トレーニングで、まずは自分が思った通りのボールコントロールができるようになるという部分が重要だと改めて思いました。

コーンを一直線に一定間隔で置いてトップスピードでドリブル

少年サッカー トレーニング

・トレーニング内容
コーンとコーンの距離を割と広めに配置する
トップスピードでコーンを交わしていき最後にシュートで終わる

・子ども達に伝えたポイント
こまかくボールをタッチする
常にボールが体の前にあるようにすること
前方のコーンを見るように目線を上げること(ボールばかり見ないこと)
トップスピードでドリブルして最後は必ずシュートが打てるようにする

・トレーニング成果
徐々に上手くボールコントロールできるようになっていた

・今後の課題
スピードを上げた時にどれだけポイントを押さえたドリブルができるか

・寸評
本日の最後はトップスピードでのドリブルからのシュートです。
前回のトレーニングマッチでドリブルで相手を振り切っているのに最後にシュートが打てないという子が何人かいたので課題の克服です。

運ぶドリブルではなく、抜くドリブルをしようと思った時には、一定のスピードあるドリブルが必要になります。
スピードの強弱で解決できる場面もありますが、スピードに乗ったドリブルができるならできるに越したことはありません。

なのでミスが多くなることはトレーニングをやる前から想定内にしておいてスピードを重視したドリブルをしてもらいました。
予想通り、コーンにぶつかる子やボールが思ったところにいかない子など結構苦戦していました。

常に課題として挙げていますが、遅いドリブルであればミスをしないドリブルは割と簡単にできますが、実際の試合でドリブルで相手を抜きたいとなるとスピードを出したドリブルの時にどれだけ思い通りにボールコントロールできるかという部分は今後も続く課題と言えます。

最後はゲームをして本日は終了しました。
多少は予想はできていましたが、ドリブルのトレーニングをする事によってパスをする場面が多くなったのは今回のゲームやトレーニングをして良かった点だと思います。

よく指導者が「パスを出せ!」とか「なぜ、今の場面でパスを出さない!」と指摘する方がいますが、自分が持っているボールを上手くコントロールできず、周りを観る事ができなければパスが出せないのは当たり前の話です。
足元の技術があり、周りを観れるようになって初めてパスコースを探す事ができるようになる事を指導者の方々は理解してもらいたいものです。

【城彰二】あの城彰二がついに、プロの企業秘密を初公開!トッププロとして、少年サッカー指導者として、様々な経験の中から培った城彰二ならではの発想と実戦ノウハウをここに公開します。
*上記リンクは外部リンクです。

全体を通してのまとめ

少年サッカー トレーニング

今回のトレーニングは1周、間が空いてのトレーニングという事もあり、楽しそうに集中してトレーニングできていたと思います。
休みがあるからトレーニングに集中できるのは大人も子どもも変わらないと思います。

毎回のトレーニングが単調なものや楽しくないものばかりでは、いざ技術を習得して欲しいトレーニングをするぞとなっても習得できずに終わってしまいます。
サッカーに限らずメリハリは重要だと個人的には考えています。

まだまだ暑さが厳しい日が続き、トレーニングでの実質的な稼働時間は限られますが、効率良く子ども達が上手くなれるように私自身もレベルアップが必要だと考えます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク