こんにちは。debuyaです。
今回は、8/9に行ったトレーニングを紹介したいと思います。
前日にトレーニングマッチを行った次の日という事と熱中症対策という事を考慮して軽めのトレーニングを行いました。
また、トレーニングとは関係ありませんが、昨年まで在籍していた現在の中学1年生も数人遊びに来てくれていたので、試合時間を長めに取って、みんなで楽しめれば良いなとも考えました。
今回は、空間認知力を鍛えるためのトレーニングを行いました。
どこにボールが落下してくるのか!?ボールとの距離は!?といった低学年の子ども達には、少し難易度が高いトレーニングを楽しくやってみました。
浮いたボールのコントロール
・トレーニング内容
頭より高いボールを投げて子ども達は手でキャッチをする
頭より高いボールを投げて子ども達は足でトラップをする
頭より高いボールを投げて何回バウンドさせてもいいから良いタイミングでダイレクトでボールを蹴る
・子ども達に伝えたポイント
しっかりとボールを見る
ボールの落下地点を見極める
ボールの正面に体がくるように動く
足を高く上げない
・トレーニング成果
楽しくしていた
・今後の課題
経験値を増やしていく事が重要
・寸評
空間認知力を鍛えるために浮いたボール、弾んだボールのトラップにチャレンジしてもらいました。
小さい子どもが浮いたボールをキャッチしたり、トラップしたりするのが難しいという事は誰でも理解しているかと思います。
そのため、少年サッカーの現場でもトレーニングすることを避けたり、それよりも足元の技術を鍛える事の方が優先という理由から、浮いたボールのトラップなどのトレーニングは、あまりされません。
色んな指導者がいれば、色んな指導方法や指導順序があると思うので良い悪いは特に評価しません。
ただ、個人的には何事も経験させないと身に付くモノも身に付かないと考えています。
苦手だから、もう少し大きくなってからトレーニングしましょう!と言ってたら、じゃあいつトレーニングするんですか!?大きくなってからの大きくなるってどのタイミングなんですか!?という答えがない疑問にしかなりません。
今の段階でトラップ出来なければ出来ないでも私は全然OKだと思っています。
仮に6年生くらいになって同じトレーニングをした時に以前に経験したか!?してないか!?の「差」は大きいと考えています。
目の前の成功も確かに大切ですが、将来に繋がるトレーニングなのであれば目の前の成功だけではなく、経験値を増やすためと割り切っても良いのかな!?と考えます。
トレーニングに正解、不正解はありませんし、成果が大小あったとしても無駄なトレーニングは一つもないと思います。
小学1、2年生の子どもも、できる子はできるし、出来ない子は出来ません。
成果が少ないから、できないからトレーニングしないのではなく、できないからこそトレーニングに時間を掛ける必要があると考えています。
今回は、気温の高さなどもあり、このトレーニングの後に長めの時間でゲームをして終わりました。
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全体を通してのまとめ
今回のトレーニングは、成果を求めるというよりもお盆休み前の最後のトレーニングだったので、みんなが楽しめるようにゲームの時間を増やして楽しむ事を目的にトレーニングしました。
こういう日があっても良いと思っています。
トレーニングの最大の目的は、子ども達の技術を向上させる事、サッカーが巧くなって好きになってくれる事です。
子ども達の心身を削ることでも、イヤイヤ行うことでもありません。
日本の部活動などでありがちな全員に過度なトレーニングを毎日課すことは、最大の目的ではありません。
指導者がもっとサッカーについて学び、子どもについて学び、本当の意味での「教育」ってなんだ!?という答えを導き出してあげないと個人としてもチームとしても結果はついてきません。
日本のサッカー指導者のレベルを各々が上げて、日本サッカー全体のレベルアップに繋がるような指導ができるように日々勉強です。