サッカーのサイドアタックとは!?基本的な練習方法などを紹介!!

「サッカーのサイドアタックってなんですか?」

今回は、こんなお悩みを持たれているサッカー経験が乏しい少年サッカー指導者向けに答えていきたいと思います。

この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績があり、チームを県大会で優勝させた実績もあります。

こんにちはdebuyaです。

サッカーにおいて多くのチームで取り入れられている攻撃の方法としてサイドアタックというものが存在します。

サイドアタックは、非常に有効な攻撃方法のひとつで、どのチームにおいても取り入れたい攻撃方法のひとつと言えます。

しかし、少年サッカーの現場においては、どんな攻撃をしたいのか見ていても伝わってこないようなチームが数多くあります。

そこで今回は、サイドアタックって何!?、なぜ有効!?、どうやってサイドアタックできるようになる!?などの疑問についてお答えしていきたいと思います。

サッカーのサイドアタックとは!?

サッカー サイドアタック

サッカーのサイドアタックとは、ピッチの中央を突破していくのではなく、ピッチの両サイドを突破していく攻撃方法です。

日本では、「サイド攻撃」と表現する場合もあります。

具体的な攻撃方法は、チームによって大きく異なり、複数の選手が連動してコンビネーションを駆使して突破する方法もありますし、ドリブル突破が特徴の選手をサイドに配置して、その選手と相手選手を1対1の状況にあえてする方法などもあります。

サイドの選手に加えて、中央の選手も連動することによって、どちらかのサイドから数的有利な攻撃を仕掛けることが可能になります。

なぜサイドアタックが重要なのか!?

サッカー サイドアタック

なぜ多くのチームで、サイドアタックが重要視されているかというと、相手のディフェンスが最も手薄なエリアがサイドで効率の良い攻撃が可能になるからです。

例えば片方のチームが中央から攻撃をしようとするとディフェンス側のチームは、中央に多くの選手がポジショニングをとります。

理由としては、自陣のゴールから最も近く、最も失点しやすい中央からの突破を最も嫌がるからです。

ディフェンスに最も多くの人数を掛ける中央をそのまま突破しようと思っても簡単には突破できません。

そのため、遠回りであってもディフェンスの人数が少ないサイドのエリアを突破する方が効率的な攻撃が可能になります。

また、サイドから相手ゴール近くまでボールを運んだ時には、ディフェンス側は、ボールと自分がマークしなければいけない相手を同一視しづらい状況になります。

そのため、最終局面のシュートを打つ場面でシュートを打つ選手がマークが付かれていないフリーな状況を生み出しやすくなるのもサイドアタックのメリットのひとつと言えます。

サッカーの目的は、「シュートを決める→シュートを決めるためにシュートを打つ→シュートを打つためにボールを運ぶ」という基本的な考え方があるので、この基本的な考えがやりやすくなる攻撃がサイドアタックだと言えます。

サイドアタックを鍛える練習とは!?

サッカー サイドアタック

サイドアタックを鍛える練習は、種類だけで言えば数え切れないほどの練習方法があるかと思いますが、小学生などの基本技術が乏しかったり、サイドからの攻撃をイメージできていない選手などが多い場合には、最初はパターンに特化した練習で良いかと思います。

練習や試合などを数多くこなしていき、選手達にサイドからの攻撃が有効だとイメージが出来てきてからディフェンスなどを入れた対人の練習をしていけば良いかと思います。

また、逆の発想で最初に試合に近い対人練習をして、サイドからの攻撃が有効でサイド攻撃をしたいという指導者の「意思」を選手に伝えてからパターン練習に落とし込んでいくという方法もアリかと思います。

練習の順序に正解はありませんので、各チームの状況に合わせて、最適な練習方法を行ってみてください。

こちらでは、シンプルなサイド攻撃のパターン練習を紹介したいと思います。

サイドアタックのパターン練習

サッカー サイドアタック

テーマ

・お互いの連携を強化する

・サイドアタックのイメージを作る

必要な道具

・ボール × 数個

・ゴール × 1ヶ所

・コーン × 数個

進め方

・中央の2人がパス交換を行う

・良いタイミングでサイドの選手が裏でボールを受けるようにスプリントする

・中央の選手は、サイドの選手の動きに合わせてスルーパスを供給

・サイドの選手がパスを受けた後にセンターリングからシュートを狙う

コーチングのポイント

・中央の選手がパス交換をする時に単にパス交換をするのではなく、周り(サイドの選手)を観ながらパス交換を行う

・サイドの選手がスプリントするタイミングは、中央の選手がパスを出せるタイミングで飛び出すこと

・3人の連動した動きが重要になるため、全ての選手に「観る」という意識づけが必要

・パスは強くて正確なパスを求める

・少ないタッチ数で行うためにコントロールの質も追求する

まとめ

サイドアタックは、サッカーにおいて基本的な攻撃になりますが、相手のディフェンスを崩すのに有効な攻撃方法と言えます。

サイドアタック一辺倒ではなく、中央突破なども織り交ぜることによって、相手のディフェンスを混乱させることが可能になります。

選手自身が、自分達で判断してサイドアタックや中央突破を使い分けることは、かなり難しいと考えられますが、日々の練習の繰り返しによって、できるようになっていきます。

指導者である方は、選手自身が試合の中で、自分達で判断して攻撃できるように質の高い練習を繰り返し行えるようにしてみてください。

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