サッカーのアイコンタクトとは!?活用して局面を優位に進めよう!!

サッカーで聞くアイコンタクトってなに!?

今回は、このような疑問をお答えしていきます。

本記事の内容は

・アイコンタクトについて解説します
・アイコンタクトを使いたい場面3選
・アイコンタクトを鍛えるトレーニング3選

になります。

この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績を持っています。

アイコンタクトについて解説します

サッカー アイコンタクト

サッカーで耳にするアイコンタクトとは、目と目でお互いの意志疎通を図る方法のひとつです。

サッカー未経験者の中には、サッカー専用のコンタクトレンズでアイコンタクトというものがあると思われている方もいるようですが、残念ながら違います。

目と目でお互いの意思疎通を図ることによって、声で意思を伝えることよりもスムーズなプレーができるようになり、相手にこちらの意図を読まれないメリットが生まれます

例えば、パスの出し手と受け手がお互いにスルーパスを狙っている時にアイコンタクトをしてお互いの意思疎通ができれば、相手のディフェンスにパスコースを読まれることなくパスを通すことが可能になります。

そんな目と目だけを合わせてお互いの意思疎通なんてできないだろうと思われる方もいるかと思います。
ごもっともです。

アイコンタクトを成立させるためには、お互いの性格やプレーパターンを理解し合う、声を出さずに身振り手振りで意図を伝えれるようにする、パスの出し手に分かりやすいように受け手が動きをハッキリさせるなどの工夫が必要になります。

言葉で説明するだけでは、難しいように感じるかもしれません。
実際のプレーでも難しいプレーになります。
しかし、だからこそ、できた時の達成感や成果は大きなものになります。

アイコンタクトを使いたい場面3選

サッカー アイコンタクト

スルーパスを受けたい場面

アイコンタクトで意思疎通を図ってスルーパスを通した時には効果絶大です。

相手と相手の間を通して裏に出すパスを声を使わずに成功させれば相手はボールを奪うチャンスは限りなくゼロに近くなります。

重要なポイントは
・パスの出し手は受け手がオフサイドにならないタイミングでパスを出すこと。
・パスの受け手はオフサイドにならないタイミングでパスの出し手がパスを出せる状態の時に飛び出すこと。

ディフェンスのカバー

ディフェンスのカバーは、声に出して行うよりも複数の選手同士がアイコンタクトで意思疎通を図る方がスムーズなディフェンスが可能になります。

ディフェンスの時にボールを持っている相手選手には、誰か1人はプレッシャーを掛けにいきます。
プレッシャーを掛けに行った選手が万が一に抜かれた時を想定して、誰かが常にカバーできる状態にいないといけません。

その時に誰が1番にカバーをするのか!?誰が行って、誰が行かないのか!?を周りの味方同士でアイコンタクトができればスムーズなディフェンスが可能になります。

重要なポイントは
・相手がボールを持っている状態や位置などに対して、誰がどのようにチャレンジしてカバーするのか!?をトレーニングの時から習慣化させる必要があります。

GKがボールを持った時にFWがボールを受けたい時

GKのパントキック(持ち蹴り)をFWにパスしたい時にFWが声に出してボールを要求するとGKからFWまで距離があるので、相手DFに簡単に対応されてしまいます。
この場面でGKとFWがアイコンタクトをすればGKのパントキック一発でビッグチャンスになる可能性があります。

GKのパントキックが得点に繋がる重要なプレーだと考える選手は、ほとんどいません。
その考えを逆手に取れれば十分にチャンスは生まれます。

重要なポイントは
・GKがボールをキャッチした瞬間に味方FWを把握すること
・またGKのパントキックの精度の高さは最重要
・FWはGKがボールをキャッチした瞬間にボーッとしているのではなく、マークを外してボールを受けるために動き出すこと

アイコンタクトを鍛えるトレーニング3選

サッカー アイコンタクト

アイコンタクトを鍛えるためには、各選手が「観る」というスキルを鍛える必要があります。
ボールを持っている状態でもボールを持っていない状態でも観ることができなければアイコンタクトは絶対に成立しません。

その「観る」を鍛えるトレーニングをいくつか紹介します。

5対1のおにごっこ①

サッカー アイコンタクト

・トレーニング方法
逃げる5人はライン上にポジショニングを取る
おにはマーカー上にいる人にはタッチできない
ただし、マーカー上は1人のみ
5人で協力して誰もおにに捕まらない状況を生み出すことが重要
アイコンタクトを鍛えるために声を出さずにトレーニングすることも効果的

・テーマ
観る(味方、相手、スペース)
予測
駆け引き

・留意点
おにと味方の状況を観ながらプレーを判断する
難しければ、難易度(サイズや人数など)の調節が必要

5対1のおにごっこ②

サッカー アイコンタクト

・トレーニング方法
5人はボールを手に持ってパス交換
ボールは3〜4個
おにはボールを持っている人をタッチできる

・テーマ
観る(味方、相手、スペース)
予測
駆け引き

・留意点
おにと味方の状況を観ながらプレーを判断する
難しければ、難易度(サイズや人数など)の調節が必要

2対2+1サーバー+1ターゲット

サッカー アイコンタクト

・トレーニング方法
2人3組でローテーション
コーチから後方ターゲットへのパスでスタート
攻撃側は2人+サーバーで保持しながら、逆のターゲットへのパスを狙う
ターゲットは左右のコーン間からボールを受ける
中の2人は逆のターゲットに入ってからグリッドを移動し、ボール保持しながら逆のゴール目指す
ボールを失った2人組が守備役として交代

・テーマ
観る(味方、相手、スペース)
予測
駆け引き

・留意点
やみくもにスピードに乗らないで、相手の状況を観察する。
慌ただしくなったら、逆のゾーンにパスしたら必ず3本つなぐなどのルールを追加
ファーストタッチ、ボールの置き所、運ぶことで相手の変化を観る
戦術的要素に入り込み過ぎない

・難度の調整
中央に通してはいけないゾーンだけ設ける
ゴールの幅を広さの調整、ゴール間の距離の調整
縦の長さの調整、シュートラインの設定
DFは必ずどちらかのゴールを守る ⇒ それを観てターゲットは狙うゴールの変化

サッカーが巧くなるためにアイコンタクトを鍛えましょう

選手がアイコンタクトを使える最低条件をまとめると

・必要最低限の足下の技術がある
・ボールを持ちながら目線を上げれる
・ボールを持っていない時に周りを観る
・日頃からチームワークを重んじる

になると思います。

この4点はアイコンタクトに限らず、サッカーが巧くなるための要素といって過言ではないことです。

指導者はアイコンタクトについてより深く理解して、トレーニングし、試合の中で選手が上手くアイコンタクトを活用できるように選手の能力を引き上げてあげましょう。

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