サッカーの指導ライセンスは必要!?ライセンスを持っているからこそ思う事!

こんにちは。debuyaです。
ちょっと前に本田圭佑選手がTwitter上でサッカーの指導者ライセンスについて追求していましたね。
この発言は、賛否両論で物議を醸し出しています。

私もC級ですが、ライセンスを取得しています。
私個人としての見解ですが、本田圭佑選手が言っていることは、大部分は賛成です。
ただし、多少なりともリスクも存在していることも理解していないといけないと思っています。

ただ、ここで重要なのは、本田圭佑選手が言った言葉を鵜呑みにするのではなく、何を伝えたくて、どう理解しないといけないのかをそれぞれがしっかりと考えないと悪い解釈にしかならないということです。

本田圭佑選手が発信した動機や真意は、本人に詳しく聞かないと理解できないと思います。
ただ、本田圭佑選手が発信したことによってサッカー関係者がライセンス制度について考える理由には、なったと思っています。

この件は、正解なのか不正解なのかは、時間が掛からないと分からない事です。
しかし、ライセンス制度というひとつの「モデル」が正しいのか正しくないのか検討する余地は多くあります。

私が考える本田圭佑選手の発信の意味

サッカー ライセンス 本田圭佑
引用元:Twitter KeisukeHonda(本田圭佑)
https://twitter.com/kskgroup2017/status/889670446966161408

本田圭佑選手は、ご自身でも言っていますが職業は「チャレンジャー」だと語っています。
これまでの行動や振る舞い、発言を見ていても本田圭佑選手が努力すること、チャレンジすることが大切だと発信していることは容易にわかります。

本田圭佑選手自身だけではなく、仲間としての判断基準も努力できる人、チャレンジし続ける人を大切にしているように感じられます。
本田圭佑選手がTwitter上で発信した内容は、ライセンスという印籠を持っていても意味がない、努力やチャレンジし続ける人であればライセンスを持っていようが、持っていなかろうが関係ないという発信だと考えられます。

正しいか正しくないかの真相はわかりませんが、仮にそうなのであれば私はこの意見は賛同します。
実際、現場レベルではライセンスを持っていても努力をしていない指導者、子どもの気持ちを理解しようとしていない指導者がたくさんいます。

また、逆にライセンスは持っていなくても素晴らしい指導ができる人もたくさんいらっしゃいます。
高校サッカーの先生方などは、典型的な好例です。

ライセンスが無いから指導できない、S級ライセンスが無いからJリーグを指導できない、ライセンスありきで規制を掛けてしまうとサッカー界にとって良くないよ!というメッセージだと思います。

最近話題のOneTokyoの初代監督に就任した武井壮さんが良い例です。
確かに武井壮さんは、サッカーに関しての知識は乏しいかもしれません。

しかし、人間の体の構造やスポーツにおいてどうしたら上手くいくのかなどを理解したスペシャリストとも言えます。
サッカーの指導において必ずしもサッカーの知識だけを理解している指導者が適任とは言い切れない実例だと思います。

まあ、世間的には武井壮さんが監督をして、結果が出なければ叩くでしょうし、結果が出ればやっぱり凄いよねと手のひらを返すのは容易に想像できますが・・・。笑

また、本田圭佑選手は仲間を選ぶ重要性も発信しています。
何を努力するかも大切だが、誰とするかが大切だと。

正しい努力ができる人、正しいチャレンジができる人であればライセンスを持っていなくてもサッカー指導はできる。
失敗は当然あると思います。

指導者として選んだ人選の失敗
指導者自身の力不足による失敗

など失敗は、必ずあります。
しかし、「正解がないサッカー指導」において失敗から学んで努力を積み重ねれば誰でも指導者になれるというメッセージだと私は捉えています。

私が考える日本サッカー協会のライセンス制度

サッカー ライセンス

私自身、長期に渡ってライセンスの講義を受けましたが、素直な感想としては、非常に勉強になったというのが正直なところです。
ライセンスを持つ前は、自分の感覚で教えていたものが、知識としてより具体的に、より鮮明になったのは事実です。

もちろん、個人的な感覚なので、なんの役にも立たなかった、そんなこと知ってると言われる方も多くいらっしゃるかと思います。
私としては、ライセンスという概念よりもサッカー指導に対するひとつの「モデル」という位置付けで考えれば非常に有意義な講義だと感じています。

たしかに正しい努力やチャレンジをすれば人に限界はないと思いますが、独学では何が正しくて、何が正解なのかわからないという人も実際に数多くいらっしゃいます。
そんな正しい努力って何!?の解決の方法のひとつとしては、日本サッカー協会が行っているライセンス制度はアリだと思います。

しかし、同時に日本サッカー協会を頂点にしたピラミッド形の都合の良い部分を取り上げられているのかなとも感じました。
あくまでライセンスは日本サッカー協会が「こうしたら日本サッカーが強くなるはず」という指導モデルが大前提です。

だから、この指導の仕方自体が正解なのか不正解なのかは、誰にもわかりません。
もちろん、より正解に近いマニュアルにはできていると思いますが・・・。

しかし、ライセンス制度によってライセンスを持っている人だけがサッカーチームの指導ができるということは、同じ教育しか受けていない指導者しかいなくなるということです。

武井壮さんのような突発的な違った知見を持った指導者がいても良いのではないか!?と思います。
日本の教育らしく指導者全員の統制を取るためには、ライセンス制度は、手っ取り早いと思います。
しかし違った角度からの強化は図りにくいように感じます。

私自身はS級ライセンスを取得する資格がありません。
仮にA級ライセンスを持っていたとしても・・・。

私が優秀か優秀ではないかは置いておいて、有資格者ではない指導者であっても優秀な存在はいるはずなので、現行のライセンス制度では、その優秀な存在を発掘できないままになる可能性は十分にあると思います。

【城彰二】あの城彰二がついに、プロの企業秘密を初公開!トッププロとして、少年サッカー指導者として、様々な経験の中から培った城彰二ならではの発想と実戦ノウハウをここに公開します。
*上記リンクは外部リンクです。

まとめ

ライセンスは、あくまでも印籠と同じです。
ライセンスを持っているから素晴らしい指導ができるのではなく、素晴らしい指導をするために指導者が毎日努力をしてスキルアップしていかないといけないのです。

そのことは、本田圭佑選手も日本サッカー協会もどちらも分かっている事だと思います。

本田圭佑選手は、努力やチャレンジをする指導者に適切なステージを用意するべき、そこで指導者がダメな指導者なのであれば、その指導者を任命した人の見極めも悪いよね!?という考えなのではないかと個人的には理解しています。

それに対して日本サッカー協会は、統制を取るためにライセンス制度にした方が、手っ取り早いし、コストも掛からない、問題も起こりにくい、そして何よりも日本らしい統制の取り方だと考えているのではないかと想像します。

もちろん、このテーマはすぐに解決できるものではないので極論から言うと現場レベルから成功事例を数多く作っていくことしかないと思います。
個人的には、「学ぶ」という意味でのライセンス制度は大いにアリです。

ただし本田圭佑選手が言うようにライセンスがないと指導できないというのは、地方公務員が国家公務員になれないのと同じで、もっと違う解決方法があるんじゃないかとは思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク