【未経験でも簡単】サッカーのフォーメーションの数字や特徴を解説!

こんにちは。debuyaです。

「サッカーのフォーメーションの数字や数え方がわからないし、なんのためにあるのかわからないな!?」

「サッカーのフォーメーションは昔と今では違うの!?特徴や相性なんかもあるのかな!?」

今回は、こんな疑問をお答えしていきます。

本記事の内容は
・サッカーのフォーメーションは試合で勝つために必要なものです
・サッカーのフォーメーションの数字や数え方を解説
・サッカーのフォーメーションの歴史から特徴や相性についてまとめました

になります。

この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績を持っています。

サッカーのフォーメーションは試合で勝つために必要なものです

サッカー フォーメーション

まず、サッカーでフォーメーションは何のために必要なのか!?
それはズバリ、試合で相手に勝つために必要だからです。

・チームとしてフォーメーションを決めなければ、選手が自分勝手に動いてチームとして機能しなくなる
・チームが試合で勝つために、ピッチ全体にバランスよく選手を配置するため
・指揮官が思い描く、チームとしてやりたいサッカーをするため
・相手のフォーメーションに上手く対応するため

などの理由から、サッカーではフォーメーションが必要になります。

例えば、仮にFP(フィールドプレイヤー)の10人中9人が、FWをして1人がDFというチームがあったとしたらどうなるでしょうか!?
9人のFWが攻めた時に100%点を決めれば問題ないですが、相手にボールを取られてしまったらどうなりますか!?

DFとして残った1人で相手の攻めを防がないといけなくなりますよね。
これでは試合には勝てません。

サッカーはミスも多く、簡単に得点できないスポーツです。
9人で攻めても4〜5人のDFに攻撃を防がれて得点できないのもサッカーの特徴のひとつです。

だからフォーメーションを決めて勝つ確率を高めていかなければいけません。

日本ではマスコミを中心にフォーメーションがどうこうという討論になりがちです。
でも間違えてほしくないのは、フォーメーションは勝つために必要な「要素」ですが、フォーメーション次第で結果が左右する「絶対的なもの」ではありません。

本当に試合で勝ちたい時には、選手ひとりひとりのスキルや戦術など様々な要素が必要になります。
そのためフォーメーションありきで試合について考えるのは、良い考え方ではありません。

サッカーのフォーメーションの数字や数え方を解説

サッカー フォーメーション

サッカーのフォーメーションは数字で表されます。

4-4-2
3-5-2
4-5-1
4-3-3
4-6-0

など様々です。

少年サッカーの場合は

3-3-1
2-4-1
2-3-2
3-2-2

などがあります。

サッカーのポジションは大きく分けて4つあります。

・GK(ゴールキーパー)
・DF(ディフェンダー)
・MF(ミッドフィールダー)
・FW(フォワード)

の4つのポジションに分けられます。
ポジションについて詳しく知りたい方は【未経験でも簡単】少年サッカーのポジションの呼び方や役割まとめ!を参考にしてみてください。

このGK(ゴールキーパー)以外の3つのポジションの人数を数字で表したものがフォーメーションの数字になります。
数字はDF、MF、FWの順番に表記されます。

なので3-3-1というフォーメーションの場合はDF(ディフェンダー)が3人、MF(ミッドフィールダー)が3人、FW(フォワード)が1人ということを表しています。
読み方は、数字をそのまま読んで「さん、さん、いち」という読み方になります。

また、少年サッカーでは少ないケースですが、数字が4つ並ぶ場合があります。
理由は、大まかなポジションの役割をより細分化したいからです。

例えば4-5-1というフォーメーションは、場合によっては4-2-3-1と表現される場合もあります。
基本は4-5-1も4-2-3-1も変わりませんが、4-2-3-1の方がMFの役割がより明確になっています。

守備に重点を置く守備的MFに2人、攻撃に重点を置く攻撃的MFが3人という意味になります。
じゃあ、具体的に試合の中で何が違うの!?と問われれば結論は特に変わりません。

前述もしましたが、フォーメーションはあくまで勝つ確率を高めるひとつの要素でしかないので、重要なことは実際に試合をする選手達が戦術を理解して、チームプレーや個人スキルを発揮できるかできないかが重要になります。

チームが本来持っている力を発揮できるのであれば、4-5-1でも4-2-3-1でもどちらの表記でも構わないのです。

サッカーのフォーメーションの歴史から特徴や相性についてまとめました

サッカー フォーメーション

サッカーのフォーメーションは年々変化していきます。
理由は常に世界ナンバーワンのチームが変わっていくからです。

そのため、多くの場合は、ワールドカップやチャンピオンズリーグのように世界のトップレベルの大会で称賛されたフォーメーションや戦術が真似されていきます。

また、フォーメーションが変化するもうひとつの理由としてサッカーのルール改定もあります。
GKへのバックパス禁止やオフサイドの定義の変更など、これまでの歴史でサッカーをより魅力的にするためにルール改定が行われてきました。

そのルール改定に合わせて戦い方やフォーメーションが変化してきたのも理由のひとつです。
では、世界のサッカーの歴史からフォーメーションは、どのように変化していったのでしょうか!?

フォーメーションの特徴や戦術などをサッカーの歴史を振り返りながらまとめてみました。
参考にしてみてください。

70年代〜80年代に主流だった4-3-3や4-4-2

4-3-3は攻撃と守備の両方にバランス良く選手を配置したフォーメーションで当時の主流と言えるフォーメーションです。

この4-3-3というフォーメーションからよりバランスを重視して、以前よりも守備に重きを置いたフォーメーションが4-4-2になります。
現在でも4-4-2を採用するチームは数多くあり、サッカーにおいて最もベーシックなフォーメーションと言えます。

80年代後半〜90年代に主流だった4-4-2や3-5-2

この時期は、86年W杯メキシコ大会、90年W杯イタリア大会、94年W杯アメリカ大会などが開催された時代です。
アルゼンチンのマラドーナやブラジルのロマーリオ、イタリアのロベルトバッジョなどが活躍した時代です。

フォーメーションの主流が4-3-3から4-4-2に変化していき、2人のFWに対してDFを4人置く事があまり良くないという発想から生まれたフォーメーションが3-5-2になります。

相手FW2人に対して2人のDFがマークを付き1人が余るというディフェンスの仕方が主流でした。
また、DFが4人から3人に減らすことによって、中盤を1人増やし4-4-2の中盤4人に対して5人で数的有利を生み出せるという点も特徴です。

90年代後半〜2000年代に主流だった3-5-2や4-5-1

98年W杯フランス大会でフランス代表が4-5-1を採用して優勝した例が代表例のようにFWの人数を掛けるよりも中盤での構成力を重視する傾向が高くなります。
サイドバックやサイドハーフからのオーバーラップを重視して、より流動性が求められてきた時代だと言えます。

2002年W杯日韓大会、2006年W杯ドイツ大会などの時代には、各チームの創意工夫があり4-4-2、3-5-2、4-5-1といったフォーメーションも多彩になりました。
世界的にはレアルマドリードの銀河系軍団のサッカーが衝撃を与えていました。

2000年〜2010年に世界に衝撃を与えたバルセロナの4-3-3や4-6-0

2010年W杯南アフリカ大会でのスペインの優勝やグアルディオラが率いるバルセロナの活躍などにより、ボール保持を重視する4-3-3や4-6-0といったフォーメーションが脚光を浴びます。
自陣からパスを繋ぎ、相手よりもボール保持率で圧倒するサッカースタイルは「ティキ・タカ」と呼ばれ一斉を風靡しました。

また、それに対抗するようにアトレチコマドリードが採用した4-4-2も脚光を浴びました。
自陣でMF4人とDF4人が硬い守備ブロックを築き、相手からボールを奪ったらすぐさまFW2人にボールを配給しカウンターを狙うサッカーも効果的でした。

現代サッカーの主流は!?

現在の世界的なサッカーシーンで脚光を浴びているのはクロップ率いるリバプールの「ゲーゲンプレス」ではないでしょうか!?
一昔前よりも前線からのプレスが重要視されてきています。

サッカーの歴史とともにフォーメーションの変化もありますが、それ以上に戦術の部分や選手に求める要素も変化してきています。
以前までは各フォーメーションごとの相性は少なからずあったかもしれませんが、現在は、選手の能力も上がり、システムも整備されつつあるためフォーメーション重視の単調なサッカーでは相手の守備を簡単に崩せない状態になりつつあります。

そのため各ポジションでの数的有利の作り方やポジションのズレを生み出す工夫が現在は思考されています。
どのフォーメーションと、どのフォーメーションが相性が良いか悪いかではなく、いかに試合の流れの中で選手達が理解して数的有利やズレを生み出せるかが重視されてきていると考えられます。

サッカーのフォーメーションに対する理解を高めていきましょう

サッカー フォーメーション

サッカー経験が少ない方の場合、フォーメーションの知識を身に付けるのは難しいと思われるかもしれませんが、そんな事はありません。
全然大丈夫です。

サッカー未経験でも世界的に有名な指揮官になった人は数多く存在します。
近年で最も有名な指揮官はモウリーニョではないでしょうか!?

彼らは、多くの学びと理論的な考え方で世界のトップレベルの選手を指揮する立場になっています。
サッカーは、将棋の詰将棋のように1手1手を理詰めしていくと独自の考えが整理されていきます。

サッカーのフォーメーションや戦術を学べるような教材が現在では多数販売されていますので、是非学ぶことにチャレンジしてみてください。

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