サッカーセンスの見分け方は!?センスと同じくらい大切なことを紹介!

「我が子にサッカーセンスってあるのかな!?」

今回は、こんなお悩みを持たれている親御さん向けにお答えしていきます。

この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績があり、チームを県大会で優勝させた実績もあります。

こんにちはdebuyaです。
子どもに少年サッカーをさせている親御さんの中には

・子どもにサッカーの才能がないのであれば他の競技をさせようかな!?
・子どもが下手なんだけど、いつ、どのタイミングで伸びてくれるんだろう!?
・プロサッカー選手になって欲しいけど、なれるのかな!?

と、我が子の才能を信じながらも反面、センスがあるのか疑いの目を持っている親御さんは意外と多いのではないでしょうか!?

我が子のサッカーセンスがあるのか!?ないのか!?を見分ける方法ですが、結論から言ってしまうと誰にも解りません。

しかし、指導者の立場として「こういう子はセンスがあるんじゃないかな!?」と感じることも否定はしません。

サッカーセンスがあると感じさせる子どもが持っている3つの力

サッカー センス 見分け方

私が子ども達の試合や練習を見ていて「この子はサッカーセンスがあるな〜!」と感じさせる子どもは「3つの力」を持っていると思っています。

それが

・再現力
・発想力
・体の強さ

になります。

順番に細かく解説していきます。

再現力

指導者が教えたことを正確に再現できる子どもはサッカーのセンスがあると感じます。

正確に再現できるということは、正確に体を動かせるという運動神経であったり、正確に話を理解する聴く力や考える力を持っているということが言えると考えます。

例えば、「パスはこうやって蹴ると強くて正確なパスが出せるよ!」と指導者がデモを交えながら教えたとしても子ども自体に教えたことを再現できる力がなければ、どれだけ教えても上手くなっていきません。

それって結局、運動神経が良い子になっちゃうんじゃないの!?と言われるかもしれませんが、極論から言うとそうなると思います。

数年前に、あるJクラブの育成年代のトップの方とお話しさせて頂く機会がありました。

その際に、

「何を基準に選手をセレクションしているのですか!?」

と質問させて頂いたところ、返ってきた答えは至ってシンプルでした。

「小学年代は運動神経を見ている」

と答えられました。

中学年代や高校年代になれば武器を持っているか!?などの各チームによってのこだわりが選考基準として組み込まれてくるが、小学年代は、運動神経の良し悪しで選んでいると言われました。

もちろん、言葉で表現すれば運動神経という一言で決着されますが、深く考えると運動神経が良い子は、考えてプレーをしたり、体を動かしたりしますし、話もちゃんと聞く子であったりします。

当然、運動神経が良いということは、再現力があるとも言えるかと思います。

なので、指導者の立場からすると教えたことを即座に体現できる再現力があるとサッカーセンスがある子だなと感じます。

発想力

指導者が教えたプレーだけを忠実にするのではなく、局面ごとに自分で考えてプレーできる子はセンスがあると感じます。

何年も前から日本サッカーで言われてきている課題ですが、日本人選手は監督の言うことは忠実に行うが、いざ自由を与えられた時に何をして良いのか分からなくなると言われています。

自分で考えて、自分で最適解を導き出すことは小学年代でも重要なことです。

例えば、ある選手にパスが入った時に、その選手の近くに相手選手が2人いたとします。

私たち指導者は、ボールロストをしないために安全にパスを戻しましょうと教えます。

しかし、相手2人の間を割って抜き去っていくことをダメとも言いません。

チャレンジして成功するのか失敗するのかは選手自身の判断とプレー次第です。

私たち指導者の言われた通りのプレーしかしない選手では、単なる奴隷と変わりません。

選手自身が、この瞬間にどういうプレーが最善なのかを考えて私たち指導者も驚くような発想をする選手がセンスがある選手だと感じます。

体の強さ

センスという表現に当てはまらないと言われる方もいるかもしれませんが、体の強さはサッカーにおいて重要な要素です。

よく「体が資本」と言いますが

・相手に当たり負けしないフィジカルの強さ
・相手に走り負けしないスピード
・相手よりもタフなスタミナ
・怪我をしにくい体

全ての要素を含めて体の強さは重要です。

その体の強さを持っているということは、私の中ではセンスのひとつだと思っています。

例えば、どれだけサッカーのスキルが高い選手であっても怪我ばかりしてしまう選手であれば、センスがないと私は判断します。

逆に、柔軟体操やアップなどを多少手を抜いていたとしても怪我とは無縁なのであればセンスを感じるというか「恵まれている」と感じます。

体の強さは正直、努力で補えない部分もあるかもしれません。

しかし、それも天から与えられた運命です。

体の強さがある子どもであれば恵まれていると考えて良いと思います。

センスよりも努力できることを尊重して欲しい理由

サッカー センス 見分け方

サッカーではありませんが、島田紳助さんがお笑いで成功できるのはセンス(才能)だと答えました。

才能6段階(0〜5)、努力6段階(0〜5)、才能5の人が5の努力をすると5×5で25の最高の結果が出ると話しています。

私としては、サッカーもお笑いも同じことが言えると思っています。

サッカーをしている全ての選手が努力次第でメッシになれるわけではありません。

サッカーにおいてもセンスがあるに越したことはありません。

しかし、島田紳助さんはこんな事も言っています。

・自分に才能があるかないかはわからない。分からないから努力をするんだと

・お笑いの才能が無かったとしても、5の努力ができる人は、他のことでも5の努力ができると

誰しもがサッカーの才能を持ち合わせているわけではありません。

しかし、誰に才能があって、誰に才能がないのかは、実のところ誰にも分からないのです。

だからこそ、小学年代であれば特に、突然上手くなったりする子もいますし、伸びると思っていたけどあまり伸びなかったという子も存在するのです。

よく私の教え子に伝えるのは、

「日本人とドイツ人は、どちらがサッカーが上手いですか!?」

という話をします。

ほとんどの子がドイツ人だと答えます。

しかし、ご想像の通り、生まれた時からドイツ人の方がサッカーが上手い状態で生まれてくることは絶対にありえません。

同じ小学生の年齢であれば、なおさらです。

自分の努力次第でどれだけでも上手くなれるのだから、やる前からの諦めムードや変な偏見は止めようという話をします。

サッカーのセンスも重要ですが、まずは子どもが大好きなサッカーを最大限努力できる環境を親御さんには整えて頂きたいと個人的には考えています。

まとめ

サッカーはセンスだけでは、上手くはなりません。

逆に努力をしたとしてもサッカーが必ずしも上手くなる保証はありません。

しかし、誰がセンスがあって、誰がセンスがないかというのは本人も含めて誰にも解りません。

だからこそ、まずは努力をし続けることが重要になるかと思います。

サッカーのセンスが仮に無かったとしてもサッカーで努力できる子は、他のことも努力できる子です。

逆に大好きなサッカーを努力できない子であれば、他のことも努力できません。

これは、全ての人に共通することだと思います。

なので、サッカーセンスがあるかないかの前に、まずは努力できる子になれるように上手く子どもを誘導させてあげてください。

【努力できる子が最後には勝つ】
この記事を読んでいる親御さんが我が子をどのレベルまで引き上げたいのかはわかりませんが、子どもの努力をできる限りサポートしてあげてください。

運動神経は才能ではありません。

仮に運動神経が悪いと言われるような子でも日々の反復やトレーニング次第で運動神経は改善できると私は考えています

プロサッカー選手は無理であってもサッカーが上手い選手達の中でも一定のレベルでサッカーを行うことは可能だと考えます

子どもにサッカーのセンスがあるかないかは、本質的には誰にも分かりません

誰にも分からないからこそ努力した者が最後には勝つんです

仮に子どもが大好きなサッカーをしていて、サッカーセンスが無かったとしても最大の努力ができるのであればサッカー以外のことをしても努力でき成功できます

逆にサッカーで最大の努力ができないのであれば、他のことをしても努力できませんし成功もしません

そんな努力できる子を是非育んでいってください。

おれ、バルサに入る! 夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方 [ 久保 建史 ]
*上記リンクは外部リンクです。

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