こんにちは。debuyaです。
今回は、日本サッカー界の礎を築いたデッドマール・クラマーさんの名言を紹介したいと思います。
有名な言葉なので、サッカーに携わっている方であれば多くの方がご存知だと思いますし、この言葉をご存知ではない方は是非、言葉を知った上でサッカーに携わって欲しいと思います。
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする。」
日本サッカーの父と評されたデッドマール・クラマー
デッドマール・クラマーさんの詳しいことに関してはWikipediaのデッドマール・クラマーを参考にしてもらえれば良いかと思います。
当時の日本サッカー界で初めての外国人指導者(待遇はコーチや顧問といった立場のため、初の外国人監督は、ドーハの悲劇でも有名なハンス・オフトさんになります。)として日本サッカー界の成長に尽力された方です。
インサイドパス、インステップキック、トラップなど、日本サッカー界が、サッカーの基本も知らない時代に選手達に実演も交えて指導するという話は、当時選手や子どもだった現在有名な方々がいろんな所でお話しされています。
当時の日本代表は、アジアの諸外国でも勝つことが困難な状態でした。
そんな日本代表が、デッドマール・クラマーさんが指導した選手達を集めて参加したメキシコオリンピックで銅メダルを獲得する快挙を成し遂げます。
試合の結果だけではなく、日本代表や日本サッカー協会の基礎を創る上でも尽力した人物なので、デッドマール・クラマーさんがいなければ現在の日本サッカーの活躍は無かったと言っても過言ではありません。
サッカーというツールがひとりの人を成長させていく
私は冒頭の名言を現役の時から聞いたことがありました。
時代が流れて指導者ライセンス講習でも聞かされました。
サッカーというスポーツが人を成長させていく。
サッカーというスポーツを通して人を成長させていかないといけない。
指導者という子ども達にサッカーを教える立場になった今、サッカーを教えることと並行して「人」としてどうあるべきなのか!?未熟者なりに子ども達に教えています。
子ども達に教える立場である人間が、ダメ人間では説得力はありません。
子ども達を大人へとしていく立場の人間として、当然ながら自分自身も成長していかなければいけません。
「あれ!?クラマーさんの言葉と同じことが起きてないか!?笑」
と必然的になるはずなんです。
サッカーが巧くなりたい、サッカーで勝ちたいと考えればサッカーの要素だけ成長すれば良いのではなく、人間的に成長する必要性があります。
協調性、自主性、努力など言葉を並べればサッカー以外の要素が非常に重要になってきます。
そうやって悪ガキは大人へと成長していくのです。
同じように悪ガキを大人へと成長させるために指導者はお手本になる「ふるまい」、「言動」が重要になります。
当然、大人になってもサッカーをしているようなプロや社会人であっても同じことです。
サッカーがもっと巧くなりたい、どうしたら巧くなる!?、どうしたら勝てるようになる!?大人が考えていけば必然的にサッカー以外の要素が重要になるということに気づかされるはずです。
現在の日本代表やJリーガーのインタビューやメディアでのふるまいを見ても「こいつダメだな!」と思えるような対応をする人は誰もいません。(もちろん人の好き好みはありますが、人としてダメな模範になるような人はいませんよね!?)
もちろんプロはインタビューを受けるための新人研修なども受けますが、それよりもしっかりとした人が必然的に日本代表やJリーグを代表する選手になっているという事実を理解してほしいと思います。
私個人的には、このデッドマール・クラマーさんの言葉は、サッカーに限ったことではなくビジネスにおいても同じことが言えると思っています。
結果を求めようと思ったら、ビジネスでのテクニックや戦術は当然ながら必要ですが、同じように「教養」、「ふるまい」、「言動」など、その人の本質が成長していないと結果として付いてこないと思っています。
人に好かれる、人にファンになってもらおうと思ったら、自分がいかに成長しているか!?いかに紳士であるか!?が重要なのではないかと考えます。
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サッカーだけに止まらず、今現在なかなか結果として出ていないような人がいるのであれば、この言葉を思い出して、今一度自分を見つめ直すのが良いのではないでしょうか!?