「岡田メソッドって何?指導者としてスキルアップできる!?」
「岡田メソッドの本を読んでどれくらい効果があるんだろう!?高い買い物だから失敗しないか心配!」
今回は、こんな疑問をお答えしていきます。
本記事の内容は
・岡田メソッドの本を読めばわかるサッカーの原理原則を解説
・岡田メソッドの本を買ってよかった4つのポイント
・岡田メソッドの本を読んで物足りなかった2つのポイント
・指導者としてスキルアップできる3つの理由
になります。
この記事を書いている私は、サッカーのC級ライセンスを所持して、少年サッカーの現場で約9年間ほどの指導実績を持っています。
岡田メソッドの本を読めばわかるサッカーの原理原則を解説
岡田メソッドって何!?と聞かれて一言で答えるのであれば、「サッカーの育成体系をまとめたもの」と言えます。
「スペインには、16歳までに身につけさせるサッカーの「型」のようなものがある。日本人には、型がないのか!?」
というスペイン人との会話をきっかけに岡田武史さんが、これまで行ってきた指導者としての経験から感じた問題の解決策を具現化させたものが岡田メソッドだと言えます。
例えばあなたが、サッカーの指導をされている時に
・なぜ、こんな簡単な事もできないんだろう!?
・なぜ、こんな簡単な事も理解できないんだろう!?
・なぜ、子ども達が思ったように巧くなってくれないんだろう!?
と感じることってありませんか!?
ありますよね!?
実は、昔の私もこのような悩みを抱えていた指導者のひとりでした。
自分の感覚や経験だけを頼りに子ども達に教えていたので、子ども達は全然巧くなってくれませんでした。
私はライセンスを取得して、実戦経験を長年して指導力は以前に比べれば上がってきたと思いますが、現在でも実力が足りない部分が多いと感じています。
そんな時に、参考にしようと思ったのが、今回テーマにしている岡田メソッドです。
岡田メソッドの本を読んで私自身は非常に参考になりました。
子ども達の育成のために岡田メソッドを一読することは、有益だと思うのでおすすめします。
岡田メソッドの本を買ってよかった4つのポイント
私自身が岡田メソッドの本を読んで良かったなと感じた部分をまとめると以下の4つになります。
・サッカーの原理原則が集約されている
・ゲーム分析の仕方が簡略的になっている
・トレーニング計画、コーチングの参考になる
・モラルづくりまで盛り込まれているのが良い
順番に紹介していきます。
サッカーの原理原則が集約されている
岡田メソッドでは、プレーモデルとして共通原則や一般原則といった、サッカーの様々な要素を原則化しています。
文書化や図形化されたプレーモデルは非常に分かりやすいものになっています。
サッカーにおいて選手達に何を理解させないといけないのか!?サッカーをどのように捉えるのか!?といった部分を分かりやすく解説されています。
岡田メソッドの本を読めば、自身の頭の中が整理されていき、実際の指導においても応用できる部分が多々あると思います。
ゲーム分析の仕方が簡略的になっている
ゲーム分析の仕方は簡略化されており、指導者としてゲームのどの部分が悪いのか!?なぜ悪いのか!?が分かりやすいようにまとめられています。
よく、サッカーの指導現場で言われる「M-T-M」マッチ-トレーニング-マッチという言葉があります。
試合をして出た課題をトレーニングして次の試合で改善されているかを判断するという意味です。
この「課題って何!?」の部分をより分かりやすく解説してくれています。
トレーニング計画、コーチングの参考になる
トレーニング計画は、短期的な部分から長期的な部分までを参考に掲載されています。
また、コーチングに関するポイントも分かりやすく紹介してくれています。
実際にどのようにトレーニング計画を立てるのか!?トレーニング現場やゲームで、どのように子ども達にコーチングしていくのか!?という部分は、私たち指導者ひとりひとりが創意工夫しなければいけない部分ですが、本に記載されている内容は大いに参考になるかと思います。
モラルづくりまで盛り込まれているのが良い
チームマネジメントの部分でモラルづくりに関して記載されていることも非常に良い部分だと思いました。
私たちサッカー指導者が最も考えなければいけない部分は、子ども達の自主自立の手助けをすることです。
そのためにサッカーというツールがあるという解釈をしないといけません。
例えば子ども達にどのようなことを教えていかなければいけないのか!?など人としてあるべき振る舞いなどにも追求されていることは良い部分だと思います。
岡田メソッドの本を読んで物足りなかった2つのポイント
私自身が岡田メソッドの本を読んでちょっと物足りなかったなと感じた部分をまとめると以下の2つになります。
・トレーニングの具体例がもっと多くあっても良かったと思う
・テクニックに関しての部分は深く記載されていない
順番に紹介していきます。
トレーニングの具体例がもっと多くあっても良かったと思う
岡田メソッドを理解して、トレーニングでいざ実践と考えた時に具体的にどのようなトレーニングが効果的なのかをもっと多くのトレーニング例として紹介してもらっても良いかなと感じました。
例えば各年代ごとにレベルの低い→高いまでのトレーニングの応用の仕方や似たような意味のトレーニングの変形バージョンなど、より多くのトレーニング例が記載されているともっと良いなと思いました。
しかし、岡田メソッドの本の中でもいくつかのトレーニング例が解説付きで記載されているので十分有益だと思います。
あとは、あなた自身の創意工夫があれば、きっとより良いトレーニングができるようになるかと思います。
テクニックに関しての部分は深く記載されていない
インターネットやYou Tubeなどで数多くのトレーニング情報が得られるからなのかは分かりませんが、小学年代で最も重要視したいテクニックの部分は、そこまで深く記載されていません。
サッカーの原則がメインなのでテクニックの部分は、それぞれの指導者の努力次第なのかもしれませんが、FC今治ではこんなドリブルのドリルをしていますとかこんなフェイントを教えていますなどの1〜2個の実例があっても良かったかなと思いました。
指導者としてスキルアップできる3つの理由
岡田メソッドの本を読んで指導者としてスキルアップできるか否かと問われれば私は充分にスキルアップは可能だと思いました。
その理由としては
・サッカーの見方が変わる
・コーチングするポイントが整理できる
・コーチングの仕方が変わる
だと考えます。
例えば、子ども達がトレーニングしても巧くならない理由としては
・指導者の伝え方が悪い
・指導者が言っていることを理解できない
・指導者がサッカーを理解できてない
などが挙げられます。
この記事を読んで多くの指導者が「自分はそんなわけない」と思われるかもしれませんが、子どもは私たち指導者にとって鏡と同じです。
あなた自身がスキルアップしていけば、子ども達も必然的にスキルアップしていきます。
逆に子ども達がスキルアップしてないということは、あなたの指導者としてのスキルが足りていないのです。
でも大丈夫です。
指導者は日々学んで、経験していけば必ず成長できます。
逆に完璧な指導者など、この世の中に存在していません。
ある結果を出した指導者が「私が答えだ!」的なことを言っていたとしたら、それは単なるバカヤロウでしかありません。
サッカーは日々進化しています。
私たち指導者も日々進化していかなければいけません。
それは、S級ライセンスを持っているようなトップ指導者でも同じことです。
私たち育成年代を預かる指導者は、子ども達を成長させるためにあらゆる角度から学んでいかないといけません。
是非、岡田メソッドを一度読んでみてください。
あなたが今まで考えたこともなかったような発想が生まれてくるかもしれませんよ。
岡田メソッド 自立する選手、自律する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系 [ 岡田武史 ]
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